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私とはいかなる人間であるのか?――しみじみと“引き気味”のまなざしにもかかわらず、どの作品にも呪文のような韻文的な響きが宿っている 阿部公彦
一つの巨大な「読み物」として興味深い歴史ドキュメンタリー――第一次世界大戦は繰り返し議論せねばならぬ大きな課題である 中山弘明
脳の世界は、まだまだ未知の領野を多く堪えている――角田理論の長い間にわたる試行の集大成 久保隆
アメリカ大衆文化論として魅力的でユニークな書物――自由に、軽やかに「越境する」という横断的な視点が持ち味である 伊藤章
映画の亡霊が揺らすカーテン――黒沢清監督『ダゲレオタイプの女』 谷昌親
悠々とマイペースで生きる老人はみんな機嫌がいい――明るい不良老人になるためのB級指南書 大野秀樹
「弱者の美術」としての「闇の美術」――闇を語ることは光を語ることでもある 加藤奈保子
プルースト詩学を求めて――誠実かつ着実な職人技を思わせる論述で、研究書とは一線を画する一冊 山田兼士
あらゆることが混在する小説――スーザン・ソンタグの歴史的な想像力に唖然とさせられる 冨山太佳夫
「もうひとつの雪国の春」にアプローチする――環境民俗学の知見から学ぶべきことが少なくない 野上暁
「本を生み出す力」と「本を望む力」、そして「本を届ける力」が絡み合う物語――図書館は、私たちの社会をより豊かなものにしていくための原動力である 岡野裕行
「私的な不幸」と「公的な不幸」を結ぶ試み――多数派の同調圧力の中で懸命に生きる人びとを描いている 岩川ありさ
挑戦的で過激な傑作――SF的な荒唐無稽の設定が、語り手らのリアリティのあまりの強さに自然化されている 小谷真理
いかにして〈太宰治〉は「流行作家」になったのか――時代によって発掘される太宰の魅力と作品の豊饒さ 大國眞希
「相互理解と寛容の精神」を持ったグローバル倫理を試行する記録集――グローバルな有様というものが未知を開いてくれる方途のひとつになるのかもしれない 黒川類
ディーゼル車の排ガス由来の微粒子(DEP)は最強の環境汚染物質だ――排ガス対策がディーゼル車生き残りの大きな課題である 大野秀樹
想像上の一体感、躁的防衛による日本のナルシシスムを明示する本――原発問題を考えるには、日本人の内面と直面する勇気がいる 三脇康生
みごとな労働に貫かれた屠場と皮革産業の現場を伝えるルポルタージュ――私たちの生活を深く知り、いのちをより深く感じるために 米田綱路
「精神病」と「正常」との間に境となる線は存在しない――公認心理師という国家資格が登場するこの時期に本訳書が出版された意義は大きい 三品桂子
ハイデガーの主著の構想を取り戻す――中堅の優れた研究者たちの総力の見事な結晶 井上克人








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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