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レトリックを再考する契機を示唆してくれる豊かさを感得させる書――リズム感にあふれたダイナミックな訳文に仕上がっているのが魅力 玉井暲
クニの在り方への視線――明治国家官僚の柳田国男と民俗学者柳田国男の間に、大きな懸隔があるわけではない 久保隆
観念と物質・起点としての難題――「もの」をめぐる「問題系」を抑制された手法で周到にみきわめる 平井亮一
戦争の矛盾を文学で捉える――知性的な文学者はいかにして愛国者になったか 対談 小松靖彦×中西亮太
生を祝い、身体の地獄に終わりを――李琴峰『生を祝う』の射程 中井杏奈
男はなぜ“罪”を犯したのか――生きづらさを抱えた若い世代の内面に迫る作家特有の作品は、多くの注目を集めている 東間小織
読みやすい内容だが、文芸批評として鋭い指摘も――文芸ジャーナリズムに関わる人々の「文学的教養」 酒井信
台湾ネイチャーライティングの新しさ――作風や形式の斬新さが、今後どのような支持を受け、周囲に影響を及ぼしていくのか 明田川聡士
「風俗」と権力との関係に注目した政治力学の歴史叙述――放屁芸人のような物質的生産性から距離がある「遊民」たちが、「歴史」としての「政治」に関わる見通しを雄弁に語る 高野信治
アメリカをふたりで〈何でも見てやろう〉――「書かない」人類学的実践の現在地 小森真樹
「サヨーナラ」を忘れない――孫の編著者によって、戦時下に途切れることなく家族に出し続けた四百通にものぼる絵手紙が、一冊にまとめられた 村木哲
創作の根っこにあるものが余すところなく明かされる――「理系」としての物の見方に基づくエッセイ 伊藤氏貴
憂世の書としての中国文学史――本書の問題意識は普遍性を持つ 大村和人
スケールの大きな夢のような処方箋を提示――地球規模課題解決に関心のあるすべての読者にとっての必読書 上村雄彦
手垢にまみれた社会主義の理念に新たな方向性を提起しようと試みる――社会主義の中心にある「社会的自由」の理念の再構成に踏み込む 大畠啓
こちらは「影」か、応答せよ監督 首藤久美子
日常的な空間や物、その物質性に根ざした都市の政治の可能性――「ヴァナキュラー(土地言葉)」を浮かび上がらせようとする運動とその背景文脈を描く 鈴木智之
「隔世の感」と「専門分化」の狭間から――「無傷の人」マルローの共同研究 昼間賢
文学的視点からの貴重かつ浩瀚な内村鑑三研究――内村の再臨信仰を機軸として一貫して理解しようと試みた力作 千葉眞
複雑な視点を要す軍港都市横須賀の歴史――その地域に住み・働く人々の有り様などをとおして分析 吉良芳恵








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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