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碧梧桐ルネッサンスの契機──初期の定型俳句から晩年のルビ俳句まで、碧梧桐の創作理念と作風の変遷をたどり、句業の全貌を把握することができる 坂本宮尾
ノイズのある社会のほうが自然──ノイズを封印し、誰もが共感できるものだけが流通する社会は不気味で不吉 初見健一
佐相憲一は心ひらいて呼び掛ける、この時代を人々と共有する言葉で──「現代詩は難解、独善」という先入観を一蹴する詩集 こたきこなみ
崩れた真理性こそ宗教の可能性を切り開く──一方的に唯一の真理を名乗り、すべての人々の心の苦しみを除去できるような宗教はもはや存在しない 磯前順一
冷戦期東アジアの複雑多様なメディア力学から、戦後文化史や冷戦史を捉え返す──「プロパガンダ」と「啓蒙」「娯楽」が表裏一体になっていたことの指摘が面白い 福間良明
最も困難な状況下での人名救出のドラマ──医療関係者必読の「災害と人間の戦い」の記録 山田宏明
特権的なパフォーマンスの場──吉増剛造・笠井叡による公開パフォーマンス「足裏の律動」イベント報告(@日本現代詩歌文学館) 林 浩平
われわれは「破局」を見た──経済にとっても、経済の濁流は勝利の瞬間ではなく、終わりの瞬間である 対談 大澤真幸×西谷修
ゲーテもやはり男であった──恋人ウルリーケのまなざしや言葉に一喜一憂するのは、心は老いていないまさしく青年のゲーテ 天沼春樹
北アルプス縦走の回想、追悼の物語──大正期の知識人の相貌を、北アルプス縦走の中に描く 村木 哲
驚くべき努力と、時代を読む眼力──新しい演劇を求めて海を越えた先人たちの偉業に触れる 谷山和夫
黙したままでは死ねない──処刑されたイエスの深いうめきとユダの思いを著者独自の体験から描ききる 小田原紀雄
感情の社会性を理論的に主張し、かつ相互行為に定位した分析──多面性をもった感情社会学の展開が国内外でもっとなされるべき 崎山治男
日本語の基本要素は「述語」である──いくつもの言語との対比のうえで練られた概念を用いているので、他との参照の回路をもたない「日本語特殊論」とは次元が異なる 安田敏朗
なぞり重ねられた「彼女たち」の肖像──視覚的に作品を捉え直しながら論を進めていく中で、田中弥生自身が作家たちと微妙に共振をしている部分が面白い 神田法子
「過剰さ」なるものを根底に据えてバタイユの思想の全体像を解明──複数の領域にまたがる作品を相互に関係づけ、「全体」の中での場所を与える 岩野卓司
「人を幸せにする心のありよう」の復権──利他的、謙虚な生き方で幸せを取り戻す 山辺裕之
柳田の民俗学構想と分かちがたく結びついていたヨーロッパ体験──従前の柳田国男/民俗学史研究におけるグレーゾーンに光を当てる 室井康成
「ふくらみのあるカント像」の提示──『実用的見地における人間学』と『永遠平和のために』の二著がカントにおける最大の仕事だという考えを補強する論拠を示す 皆川勤
「書かれたもの」として書かれたもの──この小説は見ることしか出来ない 佐々木 敦








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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