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学術的な見地から「死海文書」の実像を紹介してくれる優れた入門書――説明は簡潔だが内容は豊かで、驚くほど多くの情報を提供 加藤哲平
死を前にしても尚、生きる力につながる根源的な何かを伝える――「近代ホスピスの母」シシリー・ソンダース医師が創設した英国のセント・クリストファー・ホスピス五〇周年を記念して編まれた論文集 坂井さゆり
私的生活者としての寅彦の人間模様――寺田寅彦の素っ裸をありったけ描写した特異な書物 猪野修治
次世代に向かって学術研究の意義を伝える――直感することを許容してくれる科学書であり、個も多も尊重される未来を感覚のままに描き出す哲学書 森合音
物質から意識を見るか、生命から意識を見るか――進化論を取り入れることで、物理主義に依拠する従来の心の哲学に対して根源的な批判を試みる 田中彰吾
私とは、私というよりはむしろ私達だ――近代的自我の独裁国家に対して、民主主義国家を私の中に作ろうと主張 兼本浩祐
歴史理解を大きく前進させる書――ハワイの強制収容体験を捉えなおす際の重要な足がかり 小川真和子
今のソウルがわかる誕生に秘された都市構造の物語――韓国の近現代史、特に都市史の研究における必読書 安箱敏
本紙八月一日号(三四五八号)七面掲載、桜井芳生・鹿児島大学法文学部教授による磯直樹著『認識と反省性――ピエール・ブルデューの社会学的思考』(法政大学出版局)書評についての編集部見解 編集部
ほかに類を見ない鬼才の代表作――時の流れとは無関係に続く人類社会の危うい状況をシンプルに描いているので、いまだに古びていない 尾之上浩司
移民から日本人を問い直す――ブラジル日本移民の歴史と記憶に関する議論 吉村竜
むずかしいことをやさしく――韓国と日本の深淵の由来 丸山茂樹
日本史から投げかける普遍的な問い――他地域の研究とも対話を可能にし、相互に研究を深化させる 森万佑子
「独裁者文学」の先駆――作者自身が「エスペルペント」(“醜い人、馬鹿げたこと”)と呼んだ手法でもって、独裁者サントス・バンデラスの異形な姿が描かれる 土肥秀行
主人公と、群像の中の一人の間――「主人公型」から「群像型」への軌跡は、成長と喪失の過程なのだ 野田学
大人も読むべき本――我々が本当に考えなければならないことについて正確に記されている 宮田徹也
世界中の誰もが「あたたかい死」を迎えられるようにしたい――自分の生と、やがて訪れる死 宗近藤生
泥沼のふるさと、「階級的出自」の克服――「解放」に向かう知の検証の第一歩として 西谷修
「世界劇場」の座付き作家が遺した「円環の廃墟」への案内文――デビュー論文と近作を結び付ける遺稿集らしからぬ新鮮なコレクト・クリティーク 岡和田晃
菅江真澄への近接感が柳田国男の民俗学的方位と交錯――多層なかたちで柳田を捉えていく 久保隆








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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