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内外の研究者のまさに総力を結集したボストン研究の一大集成――重厚で濃密な評伝でもある 野上暁
これは映画を書き起こしたノベライゼーションではない――映画を作る前からタランティーノの頭の中にあった原作を文字にしたのだ 桑名真弓
キリスト教研究に基く動物倫理の展開というユニークな試み――全ての生が備えているという「脆弱性」を「権利の源泉」に据えた、独自の動物倫理学の確立を目指す 田上孝一
ユニークな信仰生活を送る人びとを調査対象に――エチオピア北部の農村に暮らすアムハラの人びとの食生活と彼らのエチオピア正教徒としての宗教実践を丹念に記述した民族誌 藤本武
研究者として著者のやり方で人種主義に対抗する戦いの書――人種カテゴリーが、人間が創り出した社会的構築物に過ぎないことを様々な角度から示す 廣部泉
この時代を生きる人々が読むべき一冊――メディアとジェンダー、メディアとマイノリティについて考えるきっかけを提供する 有馬明恵
さまざまな視座から語られるパレスチナ連帯の思想や実践――新たな交差と連帯を生み出すための言葉 田浪亜央江
明確な視座から現実の空無な政治・社会情勢に批判を提示すべき――どの一篇も、内容は重厚さを湛えている 皆川勤
日本軍の軍事医学に関する最先端の歴史研究――闇に埋もれた悲惨な破傷風事件を、七三一部隊をはじめとする日本軍の軍事医学ネットワークにおけるワクチン開発の文脈に位置づけて、広く世に知らしめる 土屋貴志
「ミレナ神話」を解体する神話崩しの書――戦間期チェコのモード記者としての本来の仕事を明らかにし、分析を加えた本邦初のイェセンスカー研究 三輪智博
なぜいま新美南吉なのか――詩という心の内に向かう世界と、現実を追うルポルタージュの親和性が感じられ、忘れかけていた詩のぬくもりを感じた 増田幸弘
「意識と感覚のロマン化」という壮大なプロジェクト――ノヴァーリスを中核とした「ロマン主義的感性論」を克明に描き出す 武田利勝
「わ」は原理であり、全現実としのぎをけずる――まど・みちおの一九七二年の詩「リンゴ」の「解釈」には驚かされる 宗近真一郎
「人間とは何か?」の本質に迫る異分野融合的挑戦――行動生態学・進化心理学の大家である著者が長年追い求めてきた問い 阪口幸駿
戦後における戦争孤児たちの実態を踏まえて児童福祉の歴史を描き出す――戦争の犠牲ともなった孤児たちの実態の解明なしに戦後は始まらないという思念 室田保夫
「本橋成一とロベール・ドアノー‐‐交差する物語」展が開催 本紙編集・米田綱路
朝鮮人の抑留史に切り込んだ貴重な記録――およそ80年前の戦争の残滓を私たちにまざまざと見せつける 小林昭菜
日本におけるフェミニストカウンセリングの40年の歴史を振り返る――フェミニストカウンセリングの到達点と課題をまとめた本書は、この分野の今後の発展の礎となる 村本邦子
若い読者に背伸びを促すポテンシャルに充ちた新たなスタンダードの登場――太宰のテクストに宿る甘美な危うさと切実さの現在性を周到に炙り出す 小澤純
中国東北の工業化の源流を追究――「満洲国」以後の断絶や連続の強弱を検証し、その連続性を認める 三木理史








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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