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男性優位かつ男性支配的な日本社会の変革を要求する――ここまでの大胆な主張が男性からなされたことは心強い 桑島薫
さまざまな資料を丹念に辿りながら、見事な菅原文太〈像〉を描出していく――「人間の孤独感なんかたいしたことないな」と思う菅原文太の方位に共感 久保隆
「傀儡」「汪偽」と呼ばれ続けてきた汪兆銘政権を歴史のなかに位置づける土台となる資料――汪兆銘政権に関わる人物たちが一覧的に参照できる、現代日中関係史研究において有用な一冊 新庄孝幸
医療の介入によって生み出され、増幅される逸脱という共通点――当事者の身体経験を三つの位相から分析、検討する 上野淳子
第一次世界大戦後の「ヨーロッパ内戦」を明らかに――敗戦による帝国の崩壊と革命の騒乱のなかで、どのように戦争が終結したか 高田広行
リ・メンバリング実践の来し方と行く末――「なること」に基づくグリーフセラピー 川島大輔
近未来SFにして青春ミステリー、同時に教養小説でもある稀有な一冊――死と再生を繰り返しながら、絶えず更新されてゆく生命の過程 樺山三英
あらためてANTとは何なのかを入念に論じる――社会科学による批判的な分析は可能なのか、可能ならばいかにしてか、という問いを惹起 山本泰三
性的なスキンシップには合意が必要――アセクシュアルとは、性的魅力を他人に抱かない性的指向の状態である 新美華紅羅
ハッピーエンドで終わらないミルハウザーの作品に勇気を与えられる――かねてからの読者も、新たな読者も、その魅力に圧倒されるだろう 玉木史惠
日本思想史について縦横無尽に語り合う――五人の大御所による白熱の論文集 井上厚史
特攻は志願か否か――「命令とか志願とかいう前に特攻要員になっていた」というのが実態であれば、自主的な個人の意思での参加というような発言は、彼らのために訂正すべきであろう 川成洋
小説を読む効用、魅力とは何か――注釈も本文に劣らず読み応えがあり面白い 早助よう子
日本社会の分析と提言――キャリアを歩みだしたばかりの女性や高校生・大学生などに是非手に取ってほしい 岩本彩
矢内原の植民論を国内植民地から見直す――研究史上の空白を埋めるべく意欲的な視角を提示 岡﨑滋樹
完結した円――ディミトリス・パパイオアヌー『THE GREAT TAMER』(6月28日、彩の国さいたま芸術劇場大ホール) 竹重伸一
可塑的な比較造形観察理論の潜在性と、その隔世遺伝的再覚醒にむけて――『かたちの生命』を二〇世紀前半の知的地勢図上において縦横に吟味する 稲賀繁美
文化史の多彩な領域に目を向ける――日本のサブカルチャーへのヘッセの影響等、これまであまり掘り下げられなかったテーマへも言及 高橋修
フィッツジェラルド文学の過去・現在・未来を凝縮した静止の一点――作家の自意識をふんだんに孕んだフィッツジェラルドの第二長編 巽孝之
社会運動の徹底的な肯定――3・11後の日本の社会運動を戦後史にあとづけつつその現在的意義を読み解く 小田原琳








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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