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スペイン王権の特異性と「悪しき政治の伝統」の意味を追究──スペイン王権史は、国民が本当に求める王を、王自ら作り出す過程 島田顕
ケインズかハイエクかの二項対立をどう乗り越えていくかがこれからの問題──ケインズとハイエクの違いについての指摘は冷静かつ非常に興味深い 吉野裕介
泡鳴が抱いた「新しい女」への夢──泡鳴・清のジェンダー力学の分析という横軸に、両者の生育環境の把握という縦軸も加えられた重厚かつ用意周到な論考 大久保典夫
広く明治文学の比較文学的研究の成果が糾合されるような《場》の必要性──ロシア語・ロシア文化に対する深い理解に支えられた、きわめて信頼度の高い著述 源貴志
東洋と西洋の懸け橋だったシベリア鉄道の歴史を照射──日ロの友好交流・相互理解を目的とした新しいシベリア鉄道の旅に期待 井上春樹
柳田国男の初志を受け継ぐ──民俗知を立て直し、ローカルの足元を掘る 赤坂憲雄
河内音頭の集大成のスタート──鉄砲博三郎『音頭師』(MRON‐3002)、初音家石若『カストリ・オンド──石若 艶尽くし』(MRON‐3001)を聴く 鈴木義昭
子どもたちのやりとりのセンシブルさがじつに清々しい──子どもたちの心の奥底にあるものは今も昔も変わっていない 山井悟
二〇世紀ソ連・ロシアを生きぬいたメドヴェージェフ兄弟の類まれな回想録──文学的香気に満ちたまことに魅力的な歴史ドキュメント 高田広行
大地震による出会い、結納、破談、やがて、再び「春」が訪れることの予兆──静謐な筆致は、人と人との間に滲む微妙な心の揺れを見事に伝えている 村木哲
イスラーム文化の裾野の広がりと豊かさを教えてくれる──多くの概説書では扱われないテーマや議論が豊富に紹介されている 小田淑子
ギリシア神話、聖書、西欧文化政治史などの背景を知れば、オペラはより味わい深くなる──すでに文学や絵画に親しんでいる方々にとって、オペラの敷居は思った以上に低い 上川修史
少女は掃き溜めできらりと輝く──格差社会のなかで、救いのない子供にとって、救いの手が 茅野裕城子
福島原発事故の衝撃が、封印してきた心の闇を破った──1970年代の新左翼運動に沈殿させられてきた犠牲者の人間性回復の歩み 下沢喬
新たな辻まこと像を照射──今まであまり語られなかった人間関係のスクープがあるのも著者の努力の賜物 柴野邦彦
「自己媒介する抽象的労働」の支配下にあるモダン──物象化論系譜の包括的なマルクス更新作業 田畑稔
最高の昌益思想の導き手に出会った──昌益が理想としていた「自然の世」という共同性のイメージを250年後のわたしたちは引き受けていかなければならない 久保隆
「生物多様性の保護」についてわれわれはどのように考えるべきか──身の丈の意識からの自然保護や環境問題への対策を提唱している 黒川類
手作りのカヌーに乗って完遂する「海のルート」をめぐっての物語──手作りで鉄器を作るところから始めていくことに驚嘆 山井悟
吉本隆明の反・反核、反・反原発論への批判を一貫して軸にした吉本論──吉本死後に出てきた有象無象の吉本論とは位相が違う 植田隆








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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