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長篇小説という生き方――加賀乙彦の視点は、常に弱者や敗者や受難者に向けられている 川村湊
元始、女性は月であった――図版や写真を満載した本書の、西欧・アジア・アメリカに広がる著者の博覧強記には、批判精神が躍動している 棚沢直子
秀逸にして痛快な作家論――サリンジャーの作品世界において、生者と死者は文字通り表裏一体であり不可分な存在なのだ 小椋道晃
「知ること」あるいは「学問」という営みそのものを描き出す――本作の面白さは、SFに限らずレムの作品に通底している 山本貴光
思想とは教えてくれよ岡井さん――「戦い終って日が暮れて……」、鬱勃たる60年という歳月の光芒 太田代志朗
ジョージア語の第一人者である訳者による流麗な訳――20世紀のジョージアの知的伝統の一片を、本書を通してぜひ味わってみてほしい 五月女颯
都市とその領域を再設定し、関係的なものとして捉え返す――リスケーリング、ロジスティック、インフラストラクチャー、関係論的転回、人新世や資本新世などにかかわるテーマが論じられる 山口晋
読書の秋にお薦め! 全集・シリーズ特集 国書刊行会・朝倉書店・金沢文圃閣・全国農村教育協会・萌書房・現代書館が選ぶ
なぜ男性の不妊は語り得ないのか――実は能動的な声を聴く 白井千晶
異文化理解の意義をこの上なく雄弁に物語る――徹底した取材と巧みな語りで、「事件」を取り巻く歴史的脈絡を解きほぐす 土佐昌樹
新訳で味わう半世紀前のSF――本邦初訳を含むコレクションを、ぜひ手にとって読んでほしい 対談 巽孝之×芝田文乃
心憎いまでの目配り――日本の近代文学の精髄には、どこか猟奇的で倒錯的、犯罪的な要素が生きている 林浩平
いぶし銀のライプニッツ正義論研究――『モナドロジー』を正義論として読む面白さ 根無一信
品格と色香の両方が漂う文体をもつ書き手――花をテーマに選んだ八編の短編 谷口桂子
詩的「共同性」以前の戦後詩のミッシング・リンクが現れる――懐古的あるいはノスタルジックなものではなく、詩の運動性の現在に接続 宗近真一郎
自由法曹団の百年史を縦軸、横軸の繋がりから読む――歴史のなかに散らばっている、多くの人たちの努力の結晶を記録する年表 荒井新二氏インタビュー
肉体的・精神的な苦痛、怒り、呪詛、嫉み、そして耽美と憧れとが満ちている――いずれも傑作の、何とも凄まじい短篇集 大野万紀
アフリカの森の世界が示すオールタナティブな「教育」の可能性 大石高典
点と点を結び、自分の人生を一本の線で結んで振り返る旅――純粋な紀行とエッセイという、性格の異なる二冊が混在している 増田幸弘
「歴史に聞く力」が最大のコンセプトの渾身のアンソロジー――「三・一運動」を「革命」として呼び戻す、韓国社会における今日の気運を伝えている 丸川哲史








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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