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自己と中国に厳しく接する態度――中国をいかに認識するのかではなく、認識そのものの大転換のためのヒントと理論に満ちあふれている 池上善彦
映画の驚異を堪能――マノエル・ド・オリヴェイラ監督『家族の灯り』 田辺秋守
時間をめぐる分岐的な思考の博物誌――さまざまな思索の路を逍遙する該博で知的刺激に満ちた著作 青木純一
完全版『大菩薩峠』の世界を満喫――挿絵専業画家・井川洗厓の挿絵も毎回添える貴重な資料 伊東祐吏
動きすぎず動かないでもなく、その中間で生き、死ぬことを提案する――ドゥルーズの哲学を三層に分類し、その仕事が再検討されていく 松本潤一郎
都市の古層への旅――過去と捻じれながら連接する都市空間のダイナミズムを、鮮やかに浮かび上がらせる 佐谷眞木人
映画祭を追体験してポストコロニアルな問題群とぶつかる――通訳・字幕翻訳者の著者の自問=「セルフ・ドキュメンタリー」が顔を見せるユニークな本 石坂健治
ヨーロッパの民俗学研究の一つの方向性を示す――ロシアやスラブ語圏の民話と巡礼霊歌の文献を中心とした分析と、フランスの祝祭と奉納画のフィールドワークを主軸とした分析がなされている 竹山博英
    
新たに魯迅を解放する 鼎談 汪暉・丸川哲史・鈴木将久
17歳、この危うい年齢――フランソワ・オゾン監督『17歳』 小滝香蓮
サバルタンに共鳴し、日本民衆文化に引かれた極太の補助線――曠野に立つ野武士の白刃たる二著 和賀正樹
通常の学園ミステリとは一線を画した、異空間めいた作品世界――著者・東川篤哉の作風の特色が顕著に表れた一冊 千街晶之
フランスでも、原子力発電は黄昏れに向かっている――展覧会の開催が、実は外交のカード切りの問題であるというように、原子力発電をより広いパースペクティブや問題連関の中に置いて理解しようとする 竹内雅文
後世に残る超一流の研究書――想像を絶する壮大な実証研究を、的確でこなれた日本語にした訳者の力量に脱帽 杉田米行
懐疑は形式へと導く――アナトール・フランスを評したヴァレリーのことばは、オークショットの思想の歩みを見事にいいあてている 中金聡
詩と一般読書人との間に開いた深い溝に橋を架ける――現代詩の「外部」を対象とする啓蒙作業に徹する 林浩平
爆発した時に真実が発現する――こじらせ系女子が、ありのままの自分で、自分と違うものを認める楽しさを愛と呼ぶことができるようになるまでの美しい成長物語 神田法子
「死者を記憶する共同体」の交響――宗教社会学者・孝本貢の問いを共有していくために 矢野敬一
日本の児童文学史に一石を投ずる貴重な一冊――アカデミズムの常識などに惑わされることのない長年の研究成果 野上暁








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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