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映画によって〈ともにあること〉のかけがえのなさ――自主上映会の企画などの輪がさらに広がっていくことを願う 門林岳史
生活保障における支援ニーズとは何か――生活不安定層におけるニーズを新規性ある切り口で検討した一冊 金川めぐみ
コミュニティを“どのように考えるか”から“どのようにつくるか”に向かう社会学――社会に交錯する様々な境界を横断する場面や手法は、読み手に委ねられている 清水洋行
当惑しながら歌い、解釈しながら迷う――なんの予備知識も理論的装具ももたずに作品世界に直接入っていこうと試みる読者にとっての、強い熱をおびた連続講義の様相を呈している 管啓次郎
フロイトが開始した精神分析運動を、革命的な知の冒険として描き出す――精神分析家、精神科医にして精神医学史の碩学による名著の名訳 佐藤朋子
喩的叙述で日本近代文学のファルスの中心を捕獲する――文豪への「喪の行為」を、簡潔・的確かつ大らかに果たしている 宗近真一郎
絶対的なものをめぐる思考の「痙攣」――本書で展開される解釈に、読者はさまざまな含意や示唆を読み取ることができる 相原博
「価値」と「政治」を経済学に取り戻す――燃えたぎる情念に照準する経済学のコペルニクス的転回 大黒弘慈
単線的な歴史記述を複雑に綾なすものへと捉え直す――名古屋とその周辺がかつて育んでいた写真文化の豊かな記憶 倉石信乃
治療に際して統合失調症の患者との人間同士の心の触れ合いが大切――「互いに活かしかつ活かされる社会」に向けての動きが緩慢な時の、本著の出版は価値ある 池上眞平
中国の「覇道」の行方を世界的視野から詳細に論じる――現代中国の「世界支配の道」 加々美光行
谷川俊太郎の創作の秘密に触れる――なぜ僕らと同じ日本語を使っているのに、みずみずしい詩を常に書くことが可能なのかと質問をしたくなる 松下育男
多くの人びとのための経済学の具体的提言――本書を読み直し、じっくり議論することから学べることは現時点においても豊富に存在している 武田宏子
アフターコロナにおける経済、文化、個人のキャリアを見据える――管理中枢、中央(東京)、人の3つからの社会的距離を取ることを提唱 松下慶太
戦後日本の学校の周縁・周辺にあえて焦点を当てる――ポスト・コロニアリズムの歴史的視座をもつ教育史学の萌芽 浅野慎一
女性たちは沈黙しつづけてはいない――(おのれの)正しさを説明する前に、男のつらさについて語る前に、まずは女性たちのことばを「グダグダ言わずに、受け入れなさい」。話は、それからだ 小田原琳
詩魂の不安、詩魂の悦楽――足し算を重ねた雄弁な詩もあれば、引き算による寡黙な詩もあり、文法や文脈を崩した前衛詩も、端正な抒情詩、短歌、批評の要素まで 山田兼士
「昭和陸軍」について既存のイメージを修正する、気鋭の歴史研究者の実証的研究 制度と同時に規範意識という、「自制の論理としての統帥権独立」を明らかに 荒邦啓介
世界の刑務所をめぐる旅――司法制度や刑務所のあり方を問い直す 大野鉄平
絵画を巡る思考鍛錬の旅に出る――手仕事とは何かをもう一度根底から考え直すために最適な一冊 宮田徹也








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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