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近世から近代へと移る共和政の展開を、多様なままに理解しようという試み――従来の共和主義研究に対する大きな視角が提示された論文集 楠田悠貴
枯れ葉剤による被害と環境汚染の状況、被害者支援の取り組みを明らかに――国際平和の構築に向けた協力のあり方を改めて考えさせられる書 黒田学
これまでにない「熊本発の蘆花評伝」――忘れられた文豪の再評価に大きな弾みになる書 布川純子
ヒューマンカインドの定義に「人間ならざるものとの連帯」を取り戻す:われわれが「共生的リアル」に耳をそばだてて、現実にあるものの真相に気づく ――この「エコロジカルな目覚め」はすでに始まっている 竹中真也
「相馬事件」が日本の精神科医療に及ぼした影響――著者の研究の集大成ともいえるテーマの書 西川薫
戦争の時代に「木々」はいかなる姿でありえたか?――葛藤と挫折、そして自立 熊木勉
エッセイの鑑――場所だけではなく時間も超える旅 宮田徹也
〈未生以前〉をめぐる珠玉の思索――「楽園的なもの」と「猥雑なもの」の間で 大池惣太郎
世界の循環の絵巻物:すべては無常なのに、恒常とも見える――肯定的な無常観 中条省平
「奇妙な違和感」を理解するための「新たな思考様式」を感じる書――「マイノリティ」が生きづらいと感じる「社会」の真の姿を解明するために 結城俊哉
どのような性格特性が徳とみなされるか――気候変動や生物多様性の喪失が問題となっている現代において核心をなす問い 神崎宣次
浮かび上がるアメリカ自然主義文学開拓者の新しい一面――今、読み返してこそ見えてくるものとは 土屋陽子
個人を超えた政治のために――物語と想像力の限界と可能性 田口陽子
読者をアーミッシュの世界へと導いてくれる書――キルトが果たしてきた社会的な役割を描き出す 野村奈央
文化研究の貴重な成果――複数のメディアを横断することの意義と醍醐味を教えてくれる一冊 川本徹
近代の歴史の陰画とも言える「女中」という職業を炙り出す――「下積み」の生活を「差別」に曝されながら生きた女性たちに焦点をあてる 中山弘明
読む人にして詠む人、そして書く人――「ああ、面白かった」だけで忘れてしまいそうな一節を著者の筆は拾い上げてくれる 永田千奈
話術の巧みさと軽快さ――「女を書けない」という切り口と、「翻訳」という要所要所に効かせたスパイスで語る 岡本小ゆり
イタリアの食卓の貧しさと頑強さ――近代国家イタリアが、いかにイタリア人の食に介入し、新しい消費傾向を作り出し、それが今なお保守的に維持されるに到ったか 四方田犬彦
暴力の定義を解体した上で非暴力の力を解放する――非暴力は個人の倫理観や信念としてよりも社会的、政治的に協調して行われる実践として理解しなければならない 望月由紀








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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