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われわれはまだ十分にカントの真意を汲み尽くしていない――政治学における「カント再生」の書 西田雅弘
政治において「理念」を決して手放すことはできない――カントの政治思想についての、最新の・画期的な、そして今のところの決定版と呼ぶにふさわしい研究書 有吉弘樹
戦時期に生きた詩人たちの運命――進化論のアナロジーで日本近代詩の歩みを論じる 西原大輔
多様性に寛容なカナダの誕生秘話――様々なマイノリティがカナダ社会において対等に扱われるようになる経緯について精力的に分析 菊地洋
中国奇想小説の好個の案内書――翻訳も非常に分かり易い、流麗な言葉で綴られている 増子和男
モノから始まる台湾近代の物語――今の台湾が持つ奥行きの深さを見せてくれる 濱田麻矢
生の豊かな意味をあぶりだす――現代詩の中枢にいながら、群れを離れるという意志 井坂洋子
新しい美学が生まれる胎動と期待――印象派による同一主題の反復と連作の試みに注目し、個々の画家の「転換」をその試みにたどる 山口惠里子
仁斎学研究に関する重厚な諸論攷が一書に集約されて甦る――「刊本」ではなく「稿本」に基づく研究を中心となって担った著者の遺稿集 山本正身
その仕事ぶりは、「凄絶」そのもの――「売れること」にともない発生する人間相互のダイナミズム 助川幸逸郎
ふたたび胎動を始めた各地の地域通貨にとっての「バイブル」――地域通貨を継続的に「循環」させ、地域ネットワークの再生を促す 江頭進
既存の制度に頼らない出版社経営が必要だ――出版史を知らずして出版不況を語りだすことへの無思慮を戒めている 大矢靖之
フェティッシュという言葉の歴史的起源をたどる――人間がモノに魅せられ、力を感じる背後には、まだ深い闇が広がっている 松村圭一郎
島に現れる事象のメカニズムを説明し、世界の島の全体像を織りあげる――島は小さな世界であると同時に、大きな世界の中で存立している 宮内久光
愛に満たされ行動する勇気が湧き上がってくる――六百頁を超える本書には、マザーテレサの言葉が満載されている 中井俊已
アナログ・アイテム・産業はなぜ復活したのか――アナログにはデジタルにはない人間らしさがある 大野秀樹
「生きた古典」をつくる――出版不況と言われるが、新たなやり方でこの世界に戦いを挑めるのではないか 西野木ショーン
異世界〈美縟〉は奇なるもので充ちている――幾重もの神話世界に覆われた「しんじつのものがたり」の顕現こそが、この長編のカタルシスであり、カタストロフでもある 大和志保
精神病を語り、ドイツを語る――たんなる概念操作などではない、痛みを伴って作家パニッツァの内部から出てきた言葉が、本書のなかには見つかるだろう 岡本和子
作者と読者の壁を取り払う――間違いなくイギリス旅行の「同伴者」となる一冊 川成洋








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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