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学生雑誌から見た1950年代学生運動史――雑誌復刻と一体の労作 菅孝行
逆転の契機の想像力が湧いてくる書――社会をより良い方向に転換させる可能性と格闘した著者の思考実験を追体験する 若森みどり
「民が主」という政治意識の「開国」を――運動と制度としての「民主主義」は「永久革命」である 皆川勤
厚岸アイヌの記憶を呼び覚ます名著が時代を超えて蘇る――アイヌ民族の視点から見直す道東の歴史 上野昌之
二つの世界の夢幻的な往還――身も蓋もない、剥き出しの真実を受け容れたところで、かけがえのないものを失った悲しみが少しでも癒やされるわけではない 塩塚秀一郎
時間的にも空間的にも共有を強いられる出来事における経験の多様さ――知識人論と戦争体験論の二領域をカバーした八つの論考で構成された戦後思想史研究 小野寺研太
能動的な創造活動を伴って、芸術作品を批評――本書を紐解くことによって、読者は『失われた時を求めて』をもう一度読み直すことになる 増尾弘美
昔話という「声」に潜在する力――山形・真室川町の実践記録であると同時に、さまざまな社会実験=実践の数々 岩本通弥
しゃべり続けよう、コロナ時代の詩人たち――四元康祐ほど《世界市民》の名がふさわしい人はいない 田中庸介
書物のパフォーマンス性――多和田葉子の文学活動の原点に何があったのか 寺尾格
民主的な多元主義に基づく参加型民主主義を提唱――「誰がメンバーなのか」という民主主義の本質を成す大論点に回答する 高畑明尚
「日本演劇」を相手に対話を行い、様々な事象を上手に物語化――日本演劇の初学者はもちろん、演劇に携わる人にぜひ読んでもらいたい 嶋田直哉
南島の神々の祭儀の行われる島に炭鉱があった――本州から、朝鮮半島から、台湾から、人がやってきた 久保隆
インナーシティの社会的多様性を分析――地道なインタビュー調査の意義が伝わる一冊 原田謙
現場の実践の過程やジレンマを描く――慎重な検討の先に提示される「認知症社会の希望」 佐川佳南枝
「党史」自体の旧来の枠組みを転換させる、「図と地の反転」――運動体内部の論争・対立を中心として一国的に整理されがちだった党史を、戦争と革命の現場となった東アジア史との関係で位置づけ直す 松井隆志
近代日本の思想状況が多様性と重層性を有していたことを描いた秀作――田中正造を含めて七人の「知識人」の思想を、多様な文献を引用しながら実証的に分析 小西德應
詩に「一瞬」の「原理」が召還される――一六〇頁ほどの瀟洒な一冊でありながら、「はじめに」から「原理」を突き詰める論理の濃度が半端ではない 宗近真一郎
顔の表情や造形を超えた、目からの訴え――この未来への足掛かりから、我々は何を見出せるのか 宮田徹也
ガイアの危機的状況に向き合う平和構想――コロナ禍や気候という「非ヒト」が立ち上がり、危機が迫り来るなかでヒトは「戦争」と「平和」をどう語るか 前田幸男








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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