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大師信仰の全体を知るための格好の書――定点観測的に、奥の院など、すべての事柄を考察 福田亮成
誠実さと一心な思いをイノセントに描き出し、見えない切実さを強調する――ガンディーが精神的実践者となったインド二大叙事詩の一つが、語り訳で登場 村木哲
知の巨匠・加藤周一のエッセンスが詰まる――戦争、憲法から文学、映画、人生におよぶ魅力的な語り口 小川和也
遅読がもたらす実りの豊かさ――義務感と焦燥の板挟みになった勉強家の自負と孤独と困惑を追体験する 栩木伸明
生々しい悲劇の体験と、被災者自身の津波の研究――様々な証言こそが、大震災の真実の姿を浮き彫りにする 山田宏明
自由を奪われ、消えていった中国人たちの深い思い――日中国交回復四〇周年の今年、読まれなければならない物語 井上春樹
未解決事件に取り組む「ホームズの後継者たち」――物言わぬ死者の代弁者として、社会正義をたゆまず追究する 川成洋
日本の精神医療史における複雑な私宅監置の問題を考える――私宅監置の実態や患者の個別事例にまで言及した貴重な資料 小俣和一郎
アナキスト弾圧事件を昭和史の中でどのように語り継ぐべきか――主要メンバーへの取材・インタビューは、著者であったからこそ結実した渾身の仕事 久保隆
「第七官界」への〈小さな旅〉――読者を伴って愛読する作家の創作現場へと誘い、丁寧に辿っていく温かく柔らかな雰囲気が漂う 佐々木美和
日独の相互関係を長期的視野のもとに解明する――両国の世界的位置や日欧経済関係を考える素材を提供 永岑三千輝
生や死や詩と真摯に向かい合う港のクリティーク――21世紀という現在の地平を生きる人々へのまぎれもない賛歌 若宮明彦
混沌としていた巨大な情報の塊に、くっきりと筋道がついた――近代メディア産業をひとり占めした鴎外の記録は拭ったように新しい 池内紀
サルトル像の描き直しと、「進歩史観」の解体作業――「20世紀フランス思想史」研究は今後、日本での進展の方が期待できるかも 三宅芳夫
死体に向けられたまなざしが、彼我の文化の差異を際立たせる――医学、解剖学、博物学、宗教をめぐる「視線の歴史」 小倉孝誠
石原吉郎の世界を、徹底してキリスト者の立場から読み解く――詩人の内なるキリストはいかに再生されていったか 倉橋健一
「台湾の日本語」はどう語られてきたか――東アジアには歴史の亡霊が漂っており、その亡霊は時として日本語の姿で現れる 佐藤泉
芥川は常に未知の領域へ前進し続けた――いまだ世界中の読者を魅了する芥川文学の現代的魅力とは 対談・芥川龍之介生誕一二〇年・没後八十五年によせて 宮坂覺×関口安義
マールブルク版を底本とし、最新の研究に対応した全集――生誕二百年を前に、一六名の有志が六年がかりで翻訳 谷口廣治
文学は滅び芥川賞は残る――第一四六回 芥川賞受賞二作(『道化師の蝶』、『共喰い』)を読む 井口時男








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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