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過去の追憶にその身をまぎれこませるようなやさしい諦念――人の話に耳を傾けること、人の書いた本の頁をひらいてそこに書かれた言葉を読むこと 中条省平
「すべてを語る」ことをもって「ルソーの方法」とみなすことができるだろうか――文脈から切り離された「方法一般」について論じることは可能か 坂倉裕治
「企業福祉」研究を社会科学的な分析へと昇華――働き方、労使関係、企業内教育、地域社会など多様な視点から体系的に捉える 十名直喜
ヨーロッパの豊饒なイメージの伝統が凝縮された書――古典や聖書などの典拠を利用しつつ所有者の「英雄的」な姿を誇示している 今井澄子
地獄の入り口の前に広がる街で、終わりの始まりには終わりがない――野戦之月テント芝居公演「二つ三つのイーハトーブ物語」第二部「木偶ウーボの振り子」(2019年10月19日~22日、@東京・矢川上公園) 行友太郎
アートプロジェクトの軌跡を記し、可能性を拓く!――本格的な実践的研究書兼体系書 吉田隆之
どこでもない、あの場所への旅――映画館建築史を語りながら、映画館という場所を訪れつづけてきた無数の人々の心理をも探っていく 角尾宣信
欧米の図書館情報学研究の全体像を俯瞰することができる優れたガイドブック――日本の図書館界においても、課題解決のための様々な示唆が得られる 宮原志津子
「平凡への意志」を軸に柳田の全体像を描く――時代状況の中での実像をバランスよく位置づけた労作 川森博司
あるべきシビリアン・コントロールとは何か――統制強化論からの脱皮をはかる精緻な分析 武蔵勝宏
聖者に付与されてきたイメージが持つ秘められた力――無類の映画好きの著者の目のつけどころはさすが 井上順孝
細やかな表現分析と、豊かな俳句愛とが同居した、見事な解説――黒澤の筆致には独特のリズムがあり、読者を飽きさせない 髙柳克弘
和声論の歴史的変遷を体系的に概説――「ハーモニー」と「和声」を使い分け、従来の教科書的和声理論と一線を画す 木村直弘
社会運動に対立を越える連帯を求めて――現在の国内外のさまざまな抗議運動や抵抗運動でも参照されていい一書 木原滋哉
金武湾闘争の生存の思想・運動から近代をとらえなおす――いま、何かに取り組んでいる人や運動に参加している人にこそ、本書を手にとってもらいたい 大野光明
「本当の祗園祭」を知るための優れた一冊――過去を踏まえながら現在を捉える独自の視点 佐藤弘隆
ささやかな生と巨大な物語――最後のページをめくり終え、物語の内側での旅路を終えるとき、タイトルに選ばれた言葉は小説の外側にもあふれ出し、きわめて倫理的な問いとして姿を現す 藤井光
極小の物語による極大の主観性――現実とはなにかをわたしたちに考えさせる力を持っている作品 福田育弘
兵士の主観的な占領体験――膨大な日記や手紙を含む、豊かな史料をもとにえがく 土屋由香
日本の占領政策と関わった対日協力者――その政治構想を明らかにし、選択肢の意義と可能性を検討する 三好章








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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