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藤間生大の歴史学を日本近代史学史に位置づける――彼が歴史学に籠めた熱い情熱が、本書を介して若い歴史学徒に継承されることを祈る 小嶋茂稔
「明治一五〇年」を検証する政治権力のありようを批判的に検証した近現代史の試み――真摯な内省を含む新たな歴史学の役割と可能性を徹底的に考え、社会に問う、今後に向かう道の分岐点 奈良勝司
「大麻の基礎知識」を広範な範囲で詳細に解説――非常に冷静に事の本質を見ようとしている 室沢毅
映画学やカルチュラル・スタディーズの分野で必読の一冊――人種・民族表象を多文化主義の視点から丹念に分解し、考究する 久保豊
版画を通して現実を掴み取れ――百人百様のあらゆる人間を驚愕させる星野美智子の作品 宮田徹也
五百枚とも二千枚ともいわれる炭坑絵を描いたのはなぜ――熊谷博子監督『作兵衛さんと日本を掘る』 名取弘文
多くの評伝やドキュメント作品の著書をもつ著者の、初めての長篇時代小説――藤原清衡の母を起点にして、必死に生き切った母・亜加と清衡を鮮烈に描像している 久保隆
忘却に対抗する記憶――「日本」の排他性と虚構の純血主義への違和を表象した短篇集 林浩治
個人と社会の双方から照らし出すための模索――戦時・占領期に焦点をあてた歴史的な研究の成果 石井正己
哲学者マルクスの相貌を浮き彫りに――我々の思考を刺激するという点にこそ古典的著述家としてのマルクスの意義がある 硲智樹
暴力渦巻く世界に抗い傷つく主体の姿――責任倫理の影に隠れた感のある心情倫理に光を当てる 山室信高
ロールズを自分のものにして、新しい視点から社会を見つめなおす――「わかりやすい正義論」と「正確な正義論」の二兎をあえて追って解明 稲葉光彦
選挙制度の重要性――立候補権の確立を 村岡到
小林勝文学のルネッサンス――若き学究が「失われた文学」を蘇らせようとしたことに瞠目する 磯貝治良
文字通り最先端のドゥルーズ研究書――本書の面白みは、どの論者たちもこの時代の要請や雰囲気に縛られたり迎合したりすることなく、むしろそれらを自らの思考を創造する条件としている点にある 大山載吉
オールザッツ私、身も世もなくごろんと転がされた全的私――軋み、緊張を孕んだ不穏な総体としての歌集 大和志保
「芸術のユートピア」の後で――二〇世紀末のフランスにおける「現代美術論争」のドキュメント 星野太
歴史に血を通わせ、希望の灯をともす――この戯曲集をぜひみなさんのお手元に 堀切リエ
ファッション、あるいは衣服の味――まさにファッションを論じるための「包丁の本」 小形道正
「気候正義」とはいかなるものか――気候変動および地球温暖化について規範的な観点から多角的に論じる 白川俊介








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『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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