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あがた森魚はロックだ!――あがたが生きてきた時代を丁寧に描写し、そのなかで彼がどういう存在だったかを探る 志賀信夫
人間と自然、ひいては現代世界の問題を「頭の中の理屈」ではなく、「自分自身の生き方」として考え直す――人類学に限らずそれぞれの読者に多様なメッセージを伝える好著 松田素二
異彩を放つ書――1937年以降に制作された戦時ポスターにも、「丸パクリ」があるのは、愕然とする 室沢毅
オーストラリアでベストセラーとなり論争の的となった書――本書を考えるには、それが巻き起こした議論とそのコンテクストを考えなくてはならない 山内由理子
そもそも何であったのか――まさにそれ、それが知りたい――なぜ、ソシュールはアナグラム研究をあきらめたのか 鈴木隆芳
老漁師と巨大カジキの闘い――新訳により与えられる視点 楠田純子
かつて日本経済をけん引した主要産業の一つである綿業を一望――本書の魅力は、体系的な分析視角とそこから導き出される結論だけではなく、その結論に至るまでの緻密な実証、発掘された史料・史実のディテールにもある 渡邊純子
加速という近代の宿命と社会批判の新たな地平――読者は本書のそこかしこから、自分たちの社会生活に潜む社会理論的、時間論的な洞察を得ることができる 高橋顕也
五反田にこそふさわしい町工場の記憶――著者の祖父が書き残した「手記」を手がかりに、戦争の時代を追っていく 植田隆
果樹園とは何か、守り手とは誰なのか――先が見通せないほどうっそうとした、深い森のような小説 上原尚子
敗戦という歴史の大転換に係る真実を紐解こうとする出色の著書――駐ドイツ日本大使・大島浩を通じ敗戦までの日本の軍事・外交政策に焦点を当てる 渋谷博久
事故当事者たちの“語り”が明らかにするもの――決して語られることのない“羽菜ちゃんの最後の声”に真摯に耳を傾ける 岸俊行
諸アクターによる開発構想と実践を丹念に辿る――冷戦下、発展途上国に対する開発援助が、外交政策の道具として競合する理念・目的・方法論の下に展開された有様を描いた国際政治史 佐々木豊
追悼 マイク・デイヴィス
「ふつうの人びと」への根源的楽天性――マイク・デイヴィスは、20世紀後半の最良の精神と、その精神こそがいまも瓦解の過程にある世界を自己欺瞞なく認識できることを、その不屈の信念と驚嘆すべき知性、容赦のない鉄槌によって裏づけてみせた
酒井隆史
「失われた大義」をキーワードにして無数の作品・事象にチューニング――「最終」の題目をひそかに裏切る知的続投宣言 小平慧
翻訳の名手ふたりが発掘したどこか不思議な作家たちの傑作短篇集――普通なのにどこかおかしい。ありそうであり得ない 滝野沢友理
レイシズムに身を投じる人を研究するために――人種差別運動の社会学的調査のための必携書 兼子歩
大いなる遊び――不思議な石の世界をとおして自然の芸術と遊びの精神がよみがえる 寺村摩耶子
ドイツ在住ポーランド人作家たちの声――作家の「話しことば」による戦略も興味深い 芝田文乃
女性労働者の多様性と「ジェンダー平等」――女性の戦時労働に焦点をあてた新たな試み 長志珠絵








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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