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宮沢賢治のキリスト教的、仏教的背景を見通すものが数多くみられる――詩の作法書のようでもある、音数律論の成果 平澤信一
戦時下の青春から晩年に至るまでをカバー――アジア・アフリカ作家会議での実際の運動経験から堀田善衞のコミットメントを明らかにしている点は重要 竹内栄美子
日本浪曼派を研究することの意義を再確認――既存の研究からこぼれ落ちる問題をすくい上げ、今後の研究の道筋を示している 野坂昭雄
再生か、革命か――ロレンスが考えずにはいられなかったアート/インダストリー 井出達郎
「死」が近づいてくる側と「生」から「死」を見つめる側に違いはあるのだろうか――これまでとは幾らか違う様相を漂わせている、シリーズ第三作目 山井悟
何を食べるべきかの議論を論理に基づきジャッジする――食において倫理的判断が求められる問題領域がどのような広がりをもっているのかを総合的に把握 秋津元輝
偉人伝を超えたタブマン像を描く――伝記であると同時に一級の時代研究 栩木玲子
「アナクロニズム」に挑む現代の歴史家――著名性のメカニズムを解明する 平正人
「正しいことをしたければ、偉くなれ」の真意とは――特に女性の管理職志向の低さに注目する 安田宏樹
スチュアート・ダイベックの処女短編集――主人公の少女たちの潔さやすがすがしさは特に印象的だ 眞鍋惠子
グローバルな規模で強者が弱者を蹂躙する「勧強懲弱」が進んだ現状への抵抗――新たな読書の楽しみを与えてくれるブックガイドとしても秀逸 末國善己
女性向け教養番組の変遷を分析――放送メディア史の観点から新しい知見を提供する 村瀬敬子
所得・貧困、セーフティネットの構築など、昨今我々が直面し議論が紛糾している問題が論じられる――述べられている事例、そして奥に潜む社会科学的な意味は露いささかも時代遅れではなく、むしろタイムリー 迫田さやか
「電信・電話のジェンダー化」のダイナミズムを活写――近代の日本とドイツの比較をとおして明らかに 池谷壽夫
物語と歌のあいだ、町田康と「汝、我が民に非ズ」――「国民」という鋳型にはめる「暴力」を逃れる「人民」たち 渡邊英理
女性雑誌文化の近現代史――メディア研究の教科書としても非常に「使える」好著 石田あゆう
「マルクス主義者、ドゥルーズ」というプロブレマティックに取り組む――「容赦なきスピノザ主義」に、「可能世界のドゥルーズ」を仮構的に対抗させる 小倉拓也
今日の芸術創造とその批評にとってきわめてすぐれた指針――通史の外見のもと、現代的な問いの地平を切り開く 守中高明
「多元主義」もまた、穏やかな民主主義か――言説についての言説、批判についての批判の書 谷川渥
ポロック芸術の再解釈を果敢に試みる――ポロックの装飾性の研究はさらなる発展の可能性を感じさせる 大島徹也








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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