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一家族の苦難の歴史を通して韓民族の恨を描く大河小説――女語り部、朴景利が韓国固有の文化を熱情をこめて伝える 河田 宏
「美少女」は傷つき深く悩んだ――叛乱の季節のひとつの証言、だがあの時代を特権化することに意味はない とよだもとゆき
キリスト論形成における相克と包括を活写――神学者もまた一人の「信」を抱く者として苦闘している 黒川類
スピノザとともに歩く必然の時空――「方法」を見出すはずの時空を理解するように促す 永野宏志
神話は絶えず〈変奏〉を生み出すべく定められている――人間が世界に抗して生きていくための装置としての「見えない神話」 松村一男
バラードの魅力、この抜け難い循環の味わい――読者に対して、読者自身を囲む「現実」への異化の視点を植えつける 藤田直哉
チェルノブイリ原発危機以後のロシア作家によるポスト・アポカリプスSF――モーロックという存在の中に、不敵でたくましいロシア気質の魅力を見いだす 小谷真理
福本和夫がいま、岡倉天心に連なる日本近代思想史の系譜に甦る――「27年テーゼ」に限定されない、その思想的広がりと可能性 清水多吉
アイデンティティ喪失の時代に、その本質を優しく解く――社会構成主義や感情社会学等も踏まえた上で解説が施される 桑原司
大厄災に見舞われた日本の今日的状況をも言い当てた思想――知能を破綻させるものこそが、知能に創造性をもたらす 神山睦美
「トリックの森」に迷い込む感覚を楽しみたい一冊――謎の数々が次々と解かれていく展開は眩暈を感じさせるほど 諸岡卓真
百科事典は万能ではない――読み手の姿勢に工夫が加われば、事典は50音順の小宇宙となり知識の羅針盤となる 大垣貴志郎
騎士とは過去の遺物ではない、時代を超えた理念であるのだ――誰もが夢中になった「図鑑」が、大人の楽しみとして戻ってきたよう 一條麻美子
高円寺と渋谷のサイケデリック地理学 (前‐2)――いずれ巨大な波濤が渋谷川を一気呵成に遡るだろう 平井玄
イギリス社会学の「凋落」?――二〇世紀型の「方法論的ナショナリズム」をいかに超えていくか 西原和久
国を超え、時代を超えた世界に誘われる――一つの陶淵明「論」を組み立てる確かな足場が築かれている 南雲智
「東アジア」、そして「中国」の「近代」、その光と影、逆説と反転――中国研究者としての初志と良心を示す待望のアンソロジー 伊東貴之
取り返しがつかない形で継続する戦後――著者が掲げる「ポスト戦後の思想」の本格的開始 石原俊
海賊という事業はけっして過去のものではない――新自由主義グローバリゼイションと海賊の関係とは 矢部史郎
チェルノブイリ原発事故直後に書きつがれた思考――文明史的に自然観の現在を問い直すとき 米田綱路








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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