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失業の「再埋め込み」の仕方をめぐる都市とライヒ(国家)のせめぎ合いを活写――都市ガバナンスに焦点をあてた都市史研究の新たな側面をも開拓する 森周子
なぜこのようなことが起きてしまったのか?――制度的な問題の根源に多方面から迫り、事件がもたらした社会への波紋を考察する 増田幸弘
でも、これからやらなければならないことを可視性と意識(記憶)の射程を思考する画家の「眼」を論ずる公式展覧会図録 平井倫行
「アナキスト」安部公房の姿を描き出し、読者の読みの可能性を広げる「批評」書――安部公房はアナキズムを我がものとしていく際、海外文学を糧にした 小平慧
若き日のエーコが描き出そうとした、美と善がいまだ深く結びついていた世界――いまだ近代の到来しない時代における美と芸術に関する思想を、その豊饒さと共に私たちに開示してくれる書 渡辺洋平
希望を見据えよ、血路をひらけ  怪物の出現――それは、現在進行形で続く、終わりのない文化的現象である 谷口基
戦間・戦中期の人間的主体の揺らぎは現在につづく――モダニズム詩と戦争詩を六人の詩人の作品を中心に立体的に解読 宗近真一郎
排除でも包摂でもない別の仕方で「残りもの」と和解することは可能か――ロゴザンスキーの述べる「脱身体化した共同体という民主主義のユートピア」を、「私たち」に向けられた問いとして受け取りたい 安藤歴
北山研二は、思想者であると共にアーティストだった――我々は遺された文章から、北山の思想を学び、活かし、後世に伝えていくべきであろう 宮田徹也
「保護すべき存在」となった日本人移民の子どもたちの歴史的背景や実態――キリスト教団体・日本人団体による教育の二面性などを明らかにする 尾上貴行
不平等を捉える難しさに向き合い続ける――社会的な構造を分析し、言葉にすることで、その問題を解決するための糸口を探るための哲学の試み 難波優輝
崇高の修辞学はいかにして起動しえようか?――崇高概念を実践的に使用する糸口が提起される 相馬巧
新たな視点から伊達騒動を検証――これまでの伊達騒動に関する論考について再評価すると共に、既存の史料を再検討し、新出の史料を駆使して真相に迫る 渡邊洋一
植民地が舞台の作品に描かれた「自己」認識のありようを追究――中島敦の「南洋もの」などを新たに読み直した意欲作 橋本正志
ジェンダー平等政策における男性問題の位置付けの必要性と課題――国際的な男性政策の動向、日本における男性問題や男性政策の経過などについて、男性危機の視点から考察した、視野の広い書 中村正
飾りとは何かという大きな問いに答える――一つひとつの文様からヨーロッパ人の基底にあるメンタリティを問う、図鑑のような性格を帯びた書 徳井淑子
神業のような美術記者としての仕事ぶりを知ることができる大冊――現代美術に関わる者には、必携の書物だ 天童大人
「結婚」に関する考察を深める――ブレイクの『最小結婚』を読む際の導きの糸として活用できるだけでなく、「結婚」に関する最新の論稿を集めた論文集として独立に読むこともできる書 山本千晶
沖縄社会と沖縄移民社会の関係を再読する――沖縄移民研究に新たな視座を示し、その発展可能性を拓く先端的研究 藤浪海
天体が紡ぎ出す人間模様――金鉱に引き寄せられた人びとの運命はいかに 俣野麻子








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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