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前兆を読み解く、フィロロージーアのほうへ──東日本大震災と原子力発電所の事故、そして放射性物質拡散を経験している私たちは、ヴィーコの言葉にどれほど励まされるだろうか 森 元斎
自立主義と経済合理主義という石橋湛山の思想的核心──戦前のリベラルな言論人、戦後の保守政治家という二面性を包括的に論じる 三輪智博
CASEアプローチにより自殺の危険を判定し予防する──危険因子を生活史に沿って理解し、自殺の可能性を検討 高橋祥友
近・現代の河童イメージの変遷を網羅的な文献で浮かび上がらせる──著者が生涯をかけて取り組んだ河童研究の集大成 香川雅信
突破せよ!──若松孝二はいつも「危機的」な事態、端境、追い詰められたところで、それを突破する方法と仕方を身につけ、撮っていた:追悼 若松孝二 足立正生
宗教学という分野を越え、アカデミズムそのものの死を宣告するような書──野心的な「脱領域的研究」を追究していく必要性 佐藤弘夫
「物語の着地点はどこか」という異色の謎を孕んだ本格ミステリ──宙ぶらりんな状態のまま迎える、驚くべきクライマックス 飯城勇三
父の戦死と妹の原爆死を想い、百回忌に向けての執念を燃やす──詩活動による反戦、非核平和の運動に力をそそいだ詩人 有馬 敲
大衆文化を読む知と力──貴族や庶民階層を問わず、男が女のセクシュアリティ支配に汲々としていたエリザベス朝の社会 池内靖子
資本主義と民主主義とのあいだの矛盾を前提にしたファシズム論──議論が直截でありながら、安易なイデオロギー的還元は許さない 山下範久
現代に召還され、警鐘となる「創造的無差別」という独自の根本思想──ナチスを逃れ、パリで逝ったカント主義者の思想と生涯 菅沢龍文
豪奢きわまりない織物──人間を人間たらしめるなにか、人間を人間として定義するなにかを問い質す 笠井 潔
ツバメのいのち、ツバメのきずな──東北のしずかないなかで本当に出会った光景のお話 大津孝次郎
原発マフィア、原子力村への一市民の告発状──あきらめずにおかしなことを「おかしい」と言い続ける持続力が、日本社会を揺り動かす力に成長しつつある 山田宏明
流罪の汚名と戦った会津藩の人々の物語──藩主も含め旧会津藩の幹部たちの足跡を辿っていく 村木 哲
震災復興の現場に求められる情報の地道な発信と共有──中山間地域再生モデルの種火を見つけ出す栄村ネットワークの活動 図司直也
いまだかつて誰も書いたことのない「恐怖小説」──徹頭徹尾、理詰めで考え抜かれた「恐怖」が駆動する 佐々木 敦
電力文明に立ち向かった異議申し立ての行動記録──時空間を超えて生き続ける「暗闇の思想」の原点 米田綱路
文化人類学的視点で概説した良質の巡礼学入門書──比較宗教学、民間伝承、奇跡譚などにも言及 関 哲行
ドイツ語圏経済学研究の流れに棹さしヴェーバーと交錯した人物を分析──経済思想史の立場から見て、主にマイナーな人々に焦点を当てた論文集 田村信一








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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