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時代を超えた精神科医の倫理――「これは僕の妄想かもしれないけど」と常に自分の立ち位置を問い続けた著者の白鳥の歌 兼本浩祐
人間にとってスポーツとは何かを根源的に問う新しい「学」――最先端の研究にふれ、その面白さのエッセンスを味わうことができる 坂上康博
「人間に悲惨をもたらすもの」との戦いという普遍的課題を引き受ける――両義的な人間の歴史や人間存在それ自体に内在する「絢爛たる悲惨」 佐藤貴史
まさに今のための本――実は相当なまなましい経済小説、格差指弾の苦い作品 高山宏
絶対級を目指す――画像に映っているすべてのものが選択されている 対談 前田英樹×小栗康平
現在という修羅場――つげ忠男の一年九ヶ月ぶりの作品集 久保隆
カトリックの正史には記録のない中世の女教皇ヨハンナの伝説を検証する――語り手の意識を映し出し、生きた記憶となった伝承を歴史的に考える面白さ 山辺規子
帝国の終焉と国連のイデオロギーの起源を問い直す歴史書――「帝国主義的インターナショナリズム」をキーワードに帝国と国連を結ぶ 本多美樹
「QVJF・2」を越えるために――焦燥感こそが「詩」の本質につながっている 田中庸介
闘う進化学者エルンスト・ヘッケルの実像――一九世紀ドイツの科学・宗教・文化・社会を知るための恰好の一冊 宮嶋俊一
意識はコード化され得る――壮大なスペースオペラ『エピローグ』、奇想・不条理な世界を描いた『シャッフル航法』 大野万紀
朝鮮における「帝国神道」の展開の歴史を制度と思想の側面から究明――読み手の関心の所在によってどのようにでも学びや思考が可能となる稀有なテーマ 樋浦郷子
一つの壮大な知の冒険の物語――本書を体験した読者が、むしろ積極的に抵抗し、あるいは反発することを、「免疫の詩学」は期待し、待ち構えている 池田寛子
「核絶対否定」思想の現代的意義を再確認する――瀬戸際の思想の具体的継承・展開の試み 嘉指信雄
〈涼しい風のごときもの〉、その根拠に向かう「感覚の果てへの旅」――〈好きで好きでたまらない〉立場から書いて、遂に開かれた尾崎理解に通じた好篇 澤村修治
なぜ世界は存在しないのか?――ドイツ観念論を通じた思弁的実在論の新展開 寄川条路
「魂のゆき来」こそ生命全体の再生のための手掛かり――文筆家としての石牟礼の詩的な語りが魅力 間庭大祐
ゾディアック事件はめでたく未完の続き物として延命した――確かに著者はゾディアックが生み出した子供のひとりなのだろう 古澤健
社会的弱者が必死にならずに、平穏に生き抜く方法――本にまつわる文章をまとめた、魔法のエッセイ集 小山力也
人間が描いたものを、人間が分析する人間らしさ――美術、日本画、制度論といった専門的な事項を知るための格好の手引き 宮田徹也








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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