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書砦のごとく壮観な、脱原発の土台となる資料集――クロスカルチャー出版から『伊方原発設置反対運動裁判資料』第二回配本・全三巻が刊行  
アフリカン・アメリカンのやり場のない不安定感が描き出される――登場人物たちの身の上話から浮かび上がる、奴隷制度の名残 荒このみ
人々の信念を呪縛する物語の力――冤罪を生み出す残酷な社会的プロセスを明らかにする 石田慎一郎
渋沢栄一が外交に果たした役割に焦点を当てる――渋沢の「国民外交」を再検討し、現代的意義を見出す 見城悌治
歴史認識の断層と、蘇生する記憶断片との交錯地点を踏査する――伝統を乗り越えようとする者に手がかりを与えてくれるぎざぎざの切断面がひらける場所へ 稲賀繁美
東日本大震災の衝撃から見える現代文明の問題――「宗教」と「死者」をめぐる省察が切実に求められる 島薗進
米国の経済発展が自然環境をどう変えたか――「環境」に焦点を当てたユニークな米国史 山田宏明
「未来社会」を考えるために――ヤマギシズム農法の発展史を追跡した本 藤岡惇
PM2.5の汚染源は中国とディーゼル車である――抵抗勢力の環境省と環境保健研究者とのこの道はいつか来た道因果関係論争記 大野秀樹
『明るい部屋』のパラドックス――バルトの写真論全体を概観する本書は、バルト写真論への入門書としての啓蒙的配慮も感じさせる 川島建太郎
「終わりの後」の「始まり」のテクスト――二〇世紀初頭のモダニズム散文のスタイルを受け継ぐ、退嬰的な作家たちの生活を描いた小説 岩本和久
映画で旅するヨーロッパ――ヨーロッパ映画の面白さを縦横無尽に語りつくす 殿島三紀
文学とのダイナミックな関係にある〈政治〉の問題――「国民文学論」の背景の見直しはきわめて重要な課題である 島村輝
近代化遺産の宝庫・熊本の建造物を豊富に記録した本格的ガイドブック――日本の近代化の諸相を知るための、簡にして要を得た歴史書 三輪智博
堅い扉がようやくひらかれたミャンマーを知るための良書――日本人に新しい二十一世紀のビジョンを与えてくれる 金子民雄
文献学的な博捜に支えられた野心的な企図をもつ労作――今度は、著者と『判断力批判』のテクストそのものとの正面対決による解釈を読んでみたい 宮﨑裕助
捨身なひとは、素敵なひとに通じる――闘争と論争とを駆け抜けた戦後の、いわば戦後左翼と戦後文学とが輝いていた時代の作家・詩人たちとの交流。それは、一幕芝居の連続のようでも、作品世界の本質を鷲掴みする瞬間でもある 鈴木義昭
忘れてはいけない先人たちの思いを今によみがえらせる――読売文学賞受賞作『パンとペン』の著者は歴史と人物をどう描こうとしたのか 井上春樹
歴史上、さらには神話の中の登場人物の生の声を聞ける著作――パプアニューギニアの文化、文化人類学の目的を問い直す絶好の資料 小谷真吾
「参加型・参画型」授業の具体的な授業モデルと教授学の構築を試みる――知識伝授型授業からのパラダイム転換を説く時宜を得た書 木野茂








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『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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