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時代はロシア・ソ連研究に何を求めたのか?――ロシアの現実と、現実の前提となる神話づくりという作業を、統治者と民衆の両神話の生成とせめぎ合いを通して描き出す 豊川浩一
自由意志と目的論を論点に扱うスピノザ哲学の自然主義的解釈――『エチカ』の難解なテキストが、どこまでも明晰なものとして立ち現れてくる 平尾昌宏
中世英文学の大古典の持つ多層性を掘り起こす名訳――「猿のように酔っぱらう」とはなにか? 渡辺祐真
加速するアナクロニズム――2021年日本現代美術回顧 福住廉
ローマ帝国下の都市が自らをいかに管理していたのかという問題に迫る――都市ポンペイにおける人やモノの流れを左右するインフラをめぐる問題を軸に描く書 増永理考
人間の心の仕組みに焦点を当てる――生得主義と経験主義の対立という図式を枠組みに知能、言語、そして数学についての理論や学説を整理し検討 植原亮
被爆体験に根ざした平和学の構築に向けて――広島市立大学広島平和研究所の歴史のなかで重要な一里塚となる書 佐藤史郎
こんなところにこんな短歌が!――気持ちや思考が凝縮された短歌は、自ずと本の要所と成り得るのだろう 東直子
周縁に根ざした先駆性――モノと一体化する観察眼は、その質量を文章を通じてまざまざとこちらの体に伝えてくる 木村友祐
作家と翻訳者の友好の記録――どんな細部もゆるがせにしない読みの賜物 吉田恭子
独特な切り口で台湾の現代的課題へ迫る――台湾と日本の類似性の中から似て非なる「対抗文化(カウンターカルチャー)」を次々と発見 義家文春
人々の間に平等を回復させる笑いの力――笑いの哲学史から見えてくる近代の課題とその克服 木村覚
神なしの神々しさのミチ――詩が不死の道を行くのなら、私たちの「今」は永遠の道を 岸田将幸
多数派に流されない――「水を差す」人がいたほうが世の中はよくなる 松元ヒロ氏インタビュー 映画『テレビで会えない芸人』(聞き手・睡蓮みどり)
偶然も重なれば運命――同じ音楽にインスパイアされた仲間とともに人生のアンコール 江戸智美
「昭和一〇年代の文学場」という一つの問題領域――意欲と野心にあふれた達成 中山弘明
市井のひとびとが築きあげた共生の場――「相生通り」を生きたひとびとと、学生たちが出会った日々の克明な記録 仙波希望
回想、夢、幻想、虚構から覚める時――ノスタルジーを拒絶することのノスタルジー 東條慎生
哲学書の理想的な在り方を提示する――西田哲学を読むという哲学的な研究書であるのみならず、「生きづらさ」を感じている人々の助けになる指南書ともなっている画期的な書 田中潤一
「神的なものの顕現」としての「アインザームカイト」――孤独の中にこそ逆説的に希望を見出そうとする姿勢 高橋優








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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