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ラテンアメリカにおけるフェミニズム思想のパイオニアを正面から論じる――カステリャノスが生きた時代のメキシコ社会のあり様を浮かび上がらせ、それが現代に生きる私たちと無関係ではないことを示そうとする意欲作 柴田修子
現在を生きるわれわれの作家、カミュ――重厚な言葉を軽快に運んでゆく筆さばきは、そもそも『ペスト』におけるカミュの文体の大きな特徴だった 三ツ堀広一郎
叛乱から政治へ――長崎浩は語の真の意味で〈一九六八年〉の思想家である 高橋順一
なむあみだぶつコーリングリターンズ――従え、従えってうるさいんだよ! 栗原康
「保守傍流の政治家」「進歩的政治家」による明治・大正・昭和の記録――理不尽な権力への無数の人々の義憤こそが、日本の議会政治を発展させたエネルギーだったことをあらためて想起させる 村上友章
情報的存在者への倫理的配慮――情報の哲学と倫理学の分野を牽引してきた著者の思想のコンパクトなダイジェスト 久木田水生
令和時代のローカルメディア像を見いだそうという試み――何がローカルメディアに求められていくのか、ローカルメディアの存在意義とは何かを問う 金山智子
読み解かれるソローの「野生」――野生の中にこそ世界を保存する力がある 塩田弘
読者が論者と共に「絵画を読み解いていく」知的興奮を味わうことができる一書――祭壇画を中心とする一五‐一七世紀ネーデルラントの画家の諸作品を丹念に読み込んだ五本の論考 河原温
日本の文学研究・文学批評の現場を席巻した「理論とその時代」の幅と深み――「批評的想像力」に関わるあらゆる領域の読者にとって、必読の書となること請け合いである 佐藤憲一
千年前を生きた人たちの書き残した思いの記録――丁寧に、わかりやすく解きほぐし語ってくれる 松平盟子 松平盟子
未来の観客に贈られた鈴木忠志――「世直し」という言葉には「演劇」に自己完結することなく、常に世界と向き合ってきた鈴木の生き様が表れている 梅山いつき
経験と体験に裏打ちされた知性――一読することによって読者に自身の知性とその発展に対する大きな自信と勇気を与えてくれる 脇田三郎
右翼も左翼もクソくらえ!――内ゲバという内部抗争はこの国の根幹にある宿痾 増田幸弘
記述を「読ませる」ジテン――敢えて物質としての「事典」である意義は、ネット情報の典拠たりえるか否かの一点にかかるであろう 芳賀ひらく
「地平線的存在」であることが、人間を人間たらしめる条件――人間の視覚によって発明され「地平線」なる観念との関係から概観 小池隆太
観客論を待ちながら――2021年演劇界回顧 高橋宏幸
一人称が紡ぐ戦前・戦中・戦後――優れた反戦平和運動の実践の書 平井一臣
英虞湾クルーズ船は黒潮に乗ってヤスガーズ・ファームに漂着する――9年間の取材を経て完成させた西岡恭蔵について初めて書かれた評伝 下社敦郎
踊る言葉と冷めた狂気――アルゼンチン幻想文学の不思議な二人三脚 鼎談 保坂和志×寺尾隆吉×大西亮








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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