書評/新聞記事 検索  図書新聞は、毎週土曜日書店発売、定期購読も承ります

【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。



世界からデタッチして分析する思考を批判し、自らの感覚を駆使して理解する――本書の特徴は、新しくなさそうなところが新しい 土井清美
一人で生活していく憧れの対象の木造モルタルアパート――記憶というものは現在を絶えず共振させていくものだ 久保隆
生きものの賢さは人間の感覚に蓋をするとわかるかもしれない――進化の不思議はどんなミステリーよりもおもしろい 大野秀樹
「読み」に関する私的ヴァリアシオン――真摯な考察の書 大和志保
言葉と向き合うがゆえに民衆とともに生きた人間の業績――『ロシア語詳解辞典』を編んだ編纂者の伝記 島田顕
ミケランジェロの生涯を時系列に著述した研究書――平坦な語り口の中にも、史実に基づいた確実な裏づけがなされる 宮田徹也
ひとつの刻印のような記憶が甦ってくる――遠い青春期の時間を象徴するものとしての回転木馬 植田隆
近代世界を批判的に観察した尹致昊――朝鮮近代史研究にも大きな寄与を果たす一書 水野直樹
いつも心にビートルズを――ビートルズを好きになったことのある誰もが「自分にも言わせて!」とつい問わず語りを始めてしまうはずだ 増山かおり
「戦後の新宿文化」の温床はまず喫茶店だった――390万人の小惑星が激突する街で、「豊饒なフェイク文化」に感謝しよう 平井玄
「パラフレーズ」の方法を用いた「消去主義」の存在論――分析形而上学研究者を楽しませてくれる内容が本書には詰まっている 加地大介
『女神』への新たなアプローチ――日本文学および西欧近代文学との関係性の解明に挑み、独自な見解を見出す 武継平
ユニクロは「働き方改革」の未来像か――スロージャーナリズムの可能性 西亮太
ゲームのように、公平で透明な競争で、かつ参加者誰もが楽しめるものとして、社会を設計することは可能か――既存の枠には収まらない、枠を破壊する力を秘めている作家・小川哲 海老原豊
アメリカへの問いと、日本の闇――いったい歴史のなにをおまえは知っているのだとの問いを、一行一行が突きつけてきて目がくらむ 増田幸弘
明快な論述と流麗な文体で、ヘーゲルの法哲学の歴史的位置を明らかに――ヤーコプ・グリムの法思想を論じた労作『法の詩学』で知られる法哲学者の遺著 佐山圭司
人生をより豊かに、より幸せなものにするための25のヒント――緻密な研究に裏付けられたポジティブ心理学を知り、実践する上でも役立つ一冊 大塚泰正
どこまでが事実でどこからが創作なのか推測するのも一興――漱石の「恋」は日本文学における最大のミステリーといってもいい 倉数茂
空洞が引き起こす還流のイメージ――類例のない重厚な論考 建畠晢
信頼関係の深さと日頃の良好なコミュニケーション――「叱らない指導」は屋比久の人間性により成立している 髙島章悟








リンクサイト
サイト限定連載

図書新聞出版
  最新刊
『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

取扱い書店企業概要プライバシーポリシー利用規約