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経済学のオイコディツェーとしての性格を見抜く――経済学こそが近代社会(資本主義)を生みだしたのだと主張する 沖公祐
今日の芸術創造とその批評にとってきわめてすぐれた指針――通史の外見のもと、現代的な問いの地平を切り開く 守中高明
『エチカ』には、価値転換的・創造的な思考が隠されている――著者の言葉は鑿となって『エチカ』から非常に明確な哲学の形を削り出し、掘り出す 平尾昌宏
「嘘」は必死の思いで発する言葉にならない「声」だ――「嘘」という言葉に詩人が込めているものはなにか 皆川勤
少年少女は戦時下で何を守ろうとしたか――この夏、大人にも子どもにも手にとって欲しい一冊 東間小織
境界を越え、文化的差異を超える美術史学の普遍性――バーナード・ベレンソンが矢代幸雄に伝えた「美術は一つ」の意味とは 林みちこ
原点としての「原論」が論じられている――是非とも「アート」を、「現代」を読み解く為に活用して欲しい 宮田徹也
戦争そのものが歴史からドロップしてしまわないために――元零戦搭乗員、原田要の苛烈な戦争体験を再構築して小説化 川成洋
「扼殺」された時代への「反措定」=「前衛」でありつづけること――コンシューマリズムによって消費されたシミュラークルな時代の数少ない詩的「批評」 小林孝吉
雑なるものの思想――六〇年代より活動してきた画家の世界は緑の光にあふれている 寺村摩耶子
テレビと視聴者との「共犯関係」から、独自の「テレビの論理」が生成する――本書が投げかけた視点は、日本のメディア研究のフロンティアを切り拓くうえで示唆に富む 山腰修三
日本古代の死者観をめぐる議論を、「神学」の呪縛から解き放つ――奈良・平安時代に死者がどう認識されていたのかを明らかにする 片岡耕平
「徳」とは関係性をかたちづくるもの――「国際比較」という視線を射し入れることに、“見えざる”感性が刺激を受けた 植田隆
日本画についての格好の入門書であり、専門的知識を備えた研究書――「難解」であっても「分かりやすい」内容になっている 宮田徹也
読むことと書くことをめぐる恐るべき「実用書」――過去の小説のアイデアを読み取って利用することを提唱 助川幸逸郎
初学者にも最適なジンメル研究の精華――ジンメルの思想の重要な論点を諸著作のなかから横断的に結びつけ解釈する 清家竜介
目を見開いたまま異界と日常の敷居に立ち尽くす――「目覚めたまま見る夢」は文学を、あるいは書くことを可能にする「方法」になっている 三ツ堀広一郎
鮎川信夫の詩を詳細に分析――荒地グループの位置を検討 西原大輔
十五年戦争期の日本と中国を舞台に、双方の人物群像から戦争の現実を炙り出す――特に当事者による手記について、今日一般の目に触れにくいものも合わせて、多く紹介 河路由佳
言葉の意味と使われ方を根源的に問い直す――国家と国民一人ひとりをとりまく社会的規模の議論環境、知的環境の基盤形成をめぐる書 伊藤真実子








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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