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矛盾を超えた存在の可能性――ライプニッツの世界の一切を切り捨てず、対立を対立のまま受け止めようとする 佐々木能章
性格が正反対の、しかし同じ「病める魂」をもつ、ふたりの天才の方法論の近さ――ウィトゲンシュタインに射すジェイムズの影を仔細に吟味する 中村昇
問題提起の書――現代の科学者が判らないものに向き合う「態度」に対する手厳しい挑戦 入來篤史
人工知能・ロボットの思想的来歴――21世紀にも継承されるサイバネティクスの神話と実際 河島茂生
善き「世界」を残すために――死について思考したハイデガー、そして誕生について思考したアレントを接続する試み 古賀徹
どんな運動を通じて社会主義へ進むか――論考と実践検証を積み重ねた好著 丸山茂樹
文学が事件だった時代の記憶――作家の像を見極めようと奮闘した良識人の記録 望月哲男
文化的な「中国」と、政治的な「中華人民共和国」が同じという二重の仮想を引き剥がす――政治が文化を使い、アイデンティティを操るという冷めた視点で、文化と政治の関係を解剖 浅野亮
現在時の実践と思想のあり方をどのように描くべきか――反復強迫を引き起こす「死の欲動」 宮澤隆義
上を見あげる子供の視線から「占領とは何か」に迫る――見えてきた占領の実態を地図に表現すると、記憶と資料の内容がつながってくる 河角直美
演劇にどんな力があるのか――著者三人以外の数多の声と思いが滲み出てきて、目眩を感じるほどだ 堀切リエ
六十歳で還暦スイッチを押して、カチリと人生を切りかえよう――七十歳を過ぎれば、どの人の人生も吉凶半分こ 大野秀樹
人工的にテクストを生み出すための研究という新たな方向性――人間に代わって作詞作曲をするシステムがいつ誕生してもおかしくない 山崎 誠
蓮田善明の揺れ動く多面性を追究――一冊で文人蓮田の全仕事をほぼカバーしている 前田雅之
異文化理解と国を越えた協力によって築く未来――世界遺産の理念と歴史は平和な世界への願いと努力である 佐々木淑美
「私の顔を踏むがいい」の系譜――普遍宗教との接触の「足跡」に「日本語文学」の展開を見る 稲賀繁美
反「新自由主義」運動論の表明――研究者の責務は、あくまでもある事象を実証的に解明し、何かしらの問題解決に 浅川晃広
シャムタ村にある「月の裏側」を見せてくれた一冊――砒素汚染問題と中毒患者支援の20年にわたる活動記録 谷 正和
事件をあぶり出す推理が光る歴史論文――植民地期ペルーの大都市リマに生息する多様な人種の生が、史料の向こうから生々しく浮かび上がる 谷口智子
「私の水俣病」とは何かという課題と向き合うことが、「人はどう生きるか」へ結びつく課題となる――水俣・芦北地域での足かけ10年にわたるフィールドワークと、膨大な資料の読み込みにもとづいた学術書 萩原修子








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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