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SPレコードに刻まれたゆたかな歴史――かなり長期的な視座から書かれた一冊 矢野利裕
20世紀フランスの「知的冒険の快男児」の回想録――21世紀の批判的思考の行く末をうらなうための知的素材を豊かに内包 杉村昌昭
現代世界の児童労働問題にも連動する、産業革命期イギリスの児童労働研究――数量的方法と質的方法の両方を用いて分析 野々村淑子
悼むプロセスにおける「赦し」と「承認」――女性の周産期における喪失体験に焦点をあてる 山本由美子
空間を構築する建築家の目で捉えたローマ――歴史的契機に生成と変化が集中した都市空間の特質を浮き上がらせていく 新保淳乃
幸福感あふれる結晶――森から少年、芸術家たちへと続く「アート」の連鎖 岡村幸宣
イギリスの社会構造の病理に対する警鐘を鳴らす――7つの階級の特徴や相互関係を、歴史的に形成されている社会構造として明らかにすることに成功した、イギリス階級社会論へのアカデミックなアプローチ 市橋秀夫
「異化翻訳」のすすめ――同質化する社会に抗うために 越川瑛理
「ポエジー」それ自体に「なる」こと――コロナ禍において類的な時空に覆われた「個」のために 峯澤典子
ユートピアという統制的理念をリアリズムで示す二十世紀SFの古典――レム自身が再刊や翻訳を拒絶してきた問題作がついに日本語で読める 岡和田晃
無言の深みからなお歌わねばならない歌がある――祝賀に抗い、その名の下に忘却を促された死者たちの名を呼ぼう。生き延びるために。 佐藤泉
シベリア抑留の歴史的記録――戦後七七年のいまに伝える、軍人の意識と行動 竹原裕子
「戦争国家」というキーワードで現代イギリス国家史を再構築する――「福祉国家」と「衰退論」を基調とした従来のイギリス現代史を批判 高田実
中井久夫を追悼するとはどういうことか――一般に知られる「中井久夫らしさ」の裏には、つねに政治があり、楡林達夫がいる 松本卓也
「窓」を軸に、人間と人間以外のものとの関わりについて記述――1910~1930年の日本での衛生実践を焦点に 大北全俊
日本のペルシア文学研究の発展を推進させる、充実の研究書――ペルシア詩に関する高度な知識と深い理解力 佐々木あや乃
「外地」における文芸活動の研究が向かう先――今後の研究の発展を期待させる一冊 日置貴之
何故、第二次世界大戦が勃発したのか――われわれは無責任と無知に基づいて誤った国家観をもたないよう、念には念を入れて歴史的想像力を働かせねばならない 川成洋
ニーチェが駆使した「生理学的メタファー」――自然科学的な知見にもとづくニーチェの主張の一切を「メタファー」として捉え、それが用いられた目的を、彼の「文化批判」の文脈のなかに位置づける 齋藤直樹
文化技術への問い――「ドイツメディア論」の動向を包括的に紹介・検討する論文集 梅田拓也








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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