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現代世界の人の移動をめぐる問題全般について理解し、考える上での枠組みを提供――現在の難民受け入れ国および送り出し国の双方に関わる重要な論点を網羅 錦田愛子
数々の伝説をつくり、時代の寵児と呼ばれたつかこうへいの初めての本格的評伝――付かず離れずの距離感での記述により、確証の高い資料になっている 西堂行人
ヘミングウェイの「地政学的文学論」――文学的探究と風景が時空を越えて交錯する、知的興奮と美しさに満ちた書 小笠原亜衣
内モンゴルにおける社会主義的改造の矛盾を抉り出す――モンゴル人研究者が内モンゴル現代史を正面から見据え、実証的に分析 澤井充生
〈学色詩人〉、最高の精華――ポエティックでポルノグラフィックな 鈴村和成
新しい生と共同性のありようを模索する――「在日」という自らの立場をも昇華し相対化しようとする膂力を感受 皆川勤
「農」を軸に持続可能な文明への転換を――「共生」思想こそが未来を拓く 山田宏明
法人化以降の国立大学の変質がよくわかる――大学は土台からぐらつく不安定な組織になってしまった 高橋寛人
「なぜ」と問いかける言葉が、否応なく読む者の胸に突き刺さってくる――「歴史の暗転を予感している者」である著者の身体を賭けた渾身の傑作 木村朗
マリアたちは、どこへ行ったのだろうか――今では、黄金町のマリアたちは、この本の中にしかいないのかもしれない 鈴木義昭
はみ出せ!――大学とは「無知との闘い」「無思考との闘い」の場所であるべきだ 室井尚氏インタビュー
「脱世界化」を目指す革命思想の衝撃と限界――ヨナスが構想した古代末期思想史の全体像 大田俊寛
言語哲学から心の哲学、倫理学、認識論、美学まで、一連の哲学的題材をあくまで記号の問題として捉え直す――「示し」という記号現象をめぐる著者近年の研究成果を集成した論文集 清塚邦彦
正義原理の応用の方法論を真正面から論じる――「政治倫理学」のこれからの展開に期待 宮代康丈
バタイユのエクリチュールの核心に迫る――観念に従わない物質、未来に従属しない時間をめぐる思考 古永真一
20世紀オペラは「知らないと損するほど」面白い――大きなパースペクティブでおびただしい数の作品を整理し意味づけた、著者の夢見る思いが強く現れたオペラ論 丸本隆
現代を重層的に決定している一九世紀以降のフランス移民史――複雑にもつれてしまった糸をほどき、結び直すために歴史を振り返る 松浦雄介
律動と余韻の力業――生き死に必死の地上の生きものすべての先祖たちの営為が書き記されている 太田正一
石原吉郎の詩と生の謎と魅惑の秘密に迫る――事実と記憶を伝達するものとしての詩の新たな関係性と、そこから期しうる「ポエジーの復権」の可能性 河津聖恵
ソ連という「書物」をめぐる物語――現代ロシアに共産主義の亡霊が出没している 松下隆志








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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