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「芸術庭師」の実像と日本園芸の伝播――近年ジャポニスム研究で注目される「園芸」分野での日本人庭師の活動に光を当てた労作 寺本敬子
本とブログのオーバー・ダブ――マーク・フィッシャーの文章の魅力は、スタイリッシュで硬質な文章の表層に漂う不穏なノイズにあり、日付の異なるテクスト間の継ぎ目に覗く奇妙なエネルギーの揺らぎにある Klagen Fisherman
多様な領域をカバーする、本邦初のスペイン音楽エンサイクロペディア――「裸足のピアニスト」の異名をもつ著者の浩瀚なスペイン音楽の本 川成洋
あらゆるテクストはまた「異界往還小説」――重要なのは、むしろ異界より「行為」であり、「往還」にこそ力点はある 中山弘明
「色彩学校」の活動のなかから生まれてきた色彩をめぐる考察――実際の生活のなかで色はどのように機能して意味を発散するのか 松枝到
マルクス国家論の最高峰――壮大な思想史的コンテクストに分け入る 明石英人
無かったことにされた者の声は――散文詩のようなラストシーンを読者はそれぞれどう受けとるだろうか 檀原実奈
差し出された女性たちをめぐる歴史――歴史を直視するとは、いま生きる私たちに対し、この社会の問い直しを求めること 古久保さくら
よそおいはサバイバル技術である――よそおいの心理学に新たな切り口をもたらすことを目指した一書 阿部恒之
戦時中の女性画家の眼差しを追う――女流美術家奉公隊の活動をめぐる貴重な証言と表現者の矛盾を分析 北原恵
戦後の日本政治外交史研究、自由民主党研究の本格化を予感させる一冊――五五年体制とは何だったのかを検討するうえで重要な研究書 竹内桂
透徹したコメディ史に触れる――シカゴを拠点とし、全米でツアー公演を行うスタンダップコメディアン、しかもヘッドライナーの「入門書」 小向敦子
幻想的な世界で現実と向き合う――何百年も先の未来、何億光年も離れた惑星。普通は訪れることができない世界も、ジェフリー・フォードの短篇集を開けばいつでもそこへ飛び込むことができる 竹松早智子
「ふつうの相談」を医療人類学のまなざしのもとに置く――対人支援の一般理論「球体の臨床学」を目指す意欲作 ロテ職人
何よりもこの時代、「悪」についての論考が前提である
アーティストと作品と時代に深く、喰い込んでいる――軽快に見えながらも、実は重厚な思考
宮田徹也
読書の秋にお薦め! 全集・シリーズ特集 国書刊行会・朝倉書店・金沢文圃閣・共和国・農山漁村文化協会・法政大学出版局が選ぶ
英語圏でも類書のほとんど見当たらない独創的なテーマで編まれた論集――現実の多義性の中に踏み止まり、熟考することで「未完のアメリカ」を再発見する 萩埜亮
「顔のある」元連邦最高裁裁判官スカリアの法理論――近時の連邦最高裁判決が採用する憲法解釈方法論の「ゆるふわ原意主義」をスカリアならばどう評価するか 大河内美紀
これまでの鴎外研究の到達点を高く押し上げる――鴎外の多岐にわたった活動とその周縁に関してほぼ網羅的に扱った大著 山口徹
「リベラルな何かであること」の意味についての本――長いキャリアの総決算を意図して書かれた回顧的なエッセイ 谷澤正嗣








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書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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