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現代ドイツ史の深層に迫る問題提起の書――独立歴史委員会による外務省の歴史の記録 本田稔
遠藤研究の周辺に配置されてきた作品群に光を当てる意欲的な試み――遠藤の初期作品から最後の小説までを一望する視点を獲得した 池田静香
奇跡とは日常のささやかな兆しである――アンナ・ザメツカ脚本&監督『祝福~オラとニコデムの家~』 石坂健治
「他者」による重層的なまなざし、自由な連想から紡がれる「世界」――テクストがもつセンサリーメディアとしての可能性をさらに探求・拡張 前林明次
廣松渉の思想的営為とその背景の解明に真正面から取り組む――廣松哲学において基軸をなす物象化論と、革命論との緊密なつながりに着目 忽那敬三
人生の羅針盤――十三年にわたる闘病生活をはじめ、多くの苦難を味わった三浦綾子が語る、最後のエッセイ集 竹林一志
未来社会を切り開くためのヒントを数多く提供――マルクスの思想と主体的に対決し、その否定面の反省を含め、現代世界の変革に活かそうとする 佐藤和之
ヘーゲル哲学は分析哲学と何を共有できるのか?――ヘーゲル哲学の決定的に本質的な読みを提示 座小田豊
こんな授業もあるの!?――情熱的にして、繊細な、行き届いた配慮ある授業・教育実践 尾関夢子
デュシャン《泉》は「非常識」か?――《泉》の現代性を再考するために 塚原史
伝統の枠を超えてゆくフューズリの先進性をいくつもの角度から綿密に検証――時代を牽引した革新性と現代へもつながる特徴を詳細に論じる アルヴィ宮本なほ子
戦後日本の公共性について、アーレントを通じて語る意義と限界――「なぜアーレントが重要か」についても絶えず問い直す必要がある 石田雅樹
「軍隊の警察」、日本憲兵の全体像を描くことに挑んだ労作――時間的にも地域的にも広がる憲兵の大きな存在感に気づかされる 松田利彦
「人は誰でもドルプミュラーのようになりうる」――ライヒスバーン総裁やナチス政権下の交通大臣を務めた鉄道人の生涯をえがく 堀雅通
ラディカルという言葉の意味論的転換――ヘーゲル以来ヒューマニズムに依拠する「必然性の哲学」は、反ヒューマニズムによる「偶有性の理論」に取って代わられる 犬飼裕一
日本の知識人のタイプを抽出――学問を学界に閉塞させず、ジャーナリズムと深く関わることで言論の場を構築した点でも共通する二人 石井正己
戦時期紙芝居の全容に迫る――きわめてミニマムなメディアであった紙芝居が、戦意高揚と総動員体制建設の使命を帯びて人々の生活に入りこんでいった実像を解き明かした、貴重な研究成果 早川タダノリ
昭和モダニズムと戦後少女文化の接点――「少女」たちの憧れや悲しみを『若草』誌面から拾い上げる 鈴木貴宇
人文社会の知が介入すべき地点――「政治」そのものを刷新することによって政治の暴力に立ち向かう 佐藤泉
抵抗とは何か、時代を主体的に生きるとはどういうことか――ナチスを地球上から根こぎにする実践は、終わっていない 藤原辰史








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■東京■東京堂書店様調べ
1位 マチズモを削り取れ
(武田砂鉄)
2位 喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
(山下賢二)
3位 古くて素敵なクラシック・レコードたち
(村上春樹)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 老いる意味
(森村誠一)
2位 老いの福袋
(樋口恵子)
3位 もうだまされない
新型コロナの大誤解
(西村秀一)

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