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「女性」たちがその内に宿す「火」の正体を解き明かすこと――物語の間に互いにはりめぐらされている地下水路のようなイメージの連鎖 畑浩一郎
刑事司法の金字塔と評される「ギデオン対ウェインライト判決」の物語――法廷での人間ドラマを堪能できる不朽の名作 籾岡宏成
差別と偏見の問題にどう対応していくべきか――夢や希望を語るお話ではなく、現実的な洞察を忘れない 小谷真理
「大分割」を越える惑星的思考――普遍的な人間性を否定する文化相対主義にも、自然を収奪可能な次元に押し留める還元主義の陥穽にも拠らない、新たな議論の出発点を拓く 石倉敏明
フィールドの圧倒的な現実に心と体を浸らせる衝動と、それに応え協働する人々との共作――新しいコロナウイルスの蔓延のために、著者が構想する人類学の方法論が窮地に立たされている。だが消滅することはない 土井清美
悪いのは不確実性それ自体ではない――デリバティブ取引の遡行的遂行性とその顛末 石田慎一郎
〈嘘〉を通して初めて現れるような〈真実〉を語ること――生きている間に活字にせずにはいられなかった最良の部分の集まり 竹内康浩
豊かな関係の継続と関心の共有――長年の参与観察による生き生きとした成果の書 武井基晃
豊富な実践例と多種多様なエクササイズを提供する、受容をベースとした音楽療法の指南書――音楽を利用して対人援助を行うすべての専門家に役立つ、魅力的なコンテンツに満ちている 國吉知子
津和野で起こった殉教に迫る――日本キリシタン史理解についての新たな視点を与える書 崔炳一
信仰と愛国の間――イエスはナショナリズムの夢を見るか 川瀬貴也
「世界劇場」の座付き作家が遺した「円環の廃墟」への案内文――デビュー論文と近作を結び付ける遺稿集らしからぬ新鮮なコレクト・クリティーク 岡和田晃
死を前にしても尚、生きる力につながる根源的な何かを伝える――「近代ホスピスの母」シシリー・ソンダース医師が創設した英国のセント・クリストファー・ホスピス五〇周年を記念して編まれた論文集 坂井さゆり
物質から意識を見るか、生命から意識を見るか――進化論を取り入れることで、物理主義に依拠する従来の心の哲学に対して根源的な批判を試みる 田中彰吾
私とは、私というよりはむしろ私達だ――近代的自我の独裁国家に対して、民主主義国家を私の中に作ろうと主張 兼本浩祐
本紙八月一日号(三四五八号)七面掲載、桜井芳生・鹿児島大学法文学部教授による磯直樹著『認識と反省性――ピエール・ブルデューの社会学的思考』(法政大学出版局)書評についての編集部見解 編集部
主人公と、群像の中の一人の間――「主人公型」から「群像型」への軌跡は、成長と喪失の過程なのだ 野田学
泥沼のふるさと、「階級的出自」の克服――「解放」に向かう知の検証の第一歩として 西谷修
移民から日本人を問い直す――ブラジル日本移民の歴史と記憶に関する議論 吉村竜
次世代に向かって学術研究の意義を伝える――直感することを許容してくれる科学書であり、個も多も尊重される未来を感覚のままに描き出す哲学書 森合音








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『新宿センチメンタル・ジャーニー』
『山・自然探究――紀行・エッセイ・評論集』
『【新版】クリストとジャンヌ=クロード ライフ=ワークス=プロジェクト』
書店別 週間ベストセラーズ
■東京■東京堂書店様調べ
1位 みんなみんな逝ってしまった、けれど文学は死なない。
(坪内祐三)
2位 女帝小池百合子
(石井妙子)
3位 ワイルドサイドをほっつき歩け
(ブレイディみかこ)
■新潟■萬松堂様調べ
1位 死という最後の未来
(石原慎太郎)
2位 鬼滅の刃 風の道しるべ
(吾峠呼世晴)
3位 報道写真集 祈り
(新潟日報社編)

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