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娯楽トンボの眼
啄木の歌に魅かれていく根拠が解る――三枝昂之著『啄木――ふるさとの空遠みかも』(本体二八〇〇円・本阿弥書店)
小嵐九八郎
生命科学の学者がとぼけて歌う――永田和宏著『日和――シリーズ現代三十六歌仙1』(本体三〇〇〇円・砂子屋書房)
小嵐九八郎
牧水の魅力に、旅への執着も新しく――伊藤一彦著『いざ行かむ、まだ見ぬ山へ』(鉱脈社・本体一八〇〇円)
小嵐九八郎
戦前と戦後の精神の歴史的な俯瞰――大江健三郎著『水死』(講談社,本体二〇〇〇円)
小嵐九八郎
父親の残した赤革トランクの中身は――大江健三郎著『水死』
小嵐九八郎
一年半に一冊ぐらいの「めっけもん」――芥川喜好著『バラックの神たちへ――あるいは近代画の内景へ』(深夜叢書社、本体二〇〇〇円)
小嵐九八郎
現代日本の煮詰まった縮図――北羽新報社編集局報道部編『検証 秋田「連続」児童殺人事件』(本体一八九〇円、無明舎出版)
小嵐九八郎
書評は難しい、なのにのびのびと――辻井喬著『かたわらには、いつも本――辻井喬書評集』(勉誠出版)
小嵐九八郎
文庫化されないのかなあ――田中小実昌著『ブレーメンのわすれもの』(よるひるプロ)
小嵐九八郎
魂の根源を探してさすらう――夫馬基彦著『オキナワ 大神の声』(飛鳥新社・本体二二〇〇円)
小嵐九八郎
おおっぴらに、おおらかに、野放図に――野口あやこ著『くびすじの欠片』
小嵐九八郎
主役への深い畏怖に頭が垂れる
小嵐九八郎
闇を写した写真集――中里和人撮影『ULTRA』
小嵐九八郎
岡井隆氏の挑戦を祈る――岡井隆氏は、短歌のちいさな器にどれだけ思想性の魂を吹きこめるのかのぎりぎりのところを潜ってきた
小嵐九八郎
短歌界の巨人が出した評論はすごい――岡井隆著『歌集「ともしび」とその背景』『鴎外・茂吉・杢太郎』を読む
小嵐九八郎
土着語で、宮澤賢治の詩を詠んだ――山下聖美著『宮澤賢治のちから』(本体六八〇円、新潮新書)は実に気分が良くなる
小嵐九八郎
大自然の匂いが詰まっている本――市川善吉著、聞き手・簾内敬司『山の人生』(税込み七〇〇円・北羽新報社)
小嵐九八郎
ロシア定型韻律詩の翻訳に三十五年――工藤正廣著『主題と変奏1916-1922 ボリース・パステルナーク詩集』(未知谷)
小嵐九八郎
井伊直弼の底にある自然観が面白い――梶よう子著『一朝の夢』(本体一五二四円・文藝春秋)
小嵐九八郎
頭を垂れてしまった初めての歌論──穂村弘著『短歌の友人』(本体一九〇〇円・河出書房新社)
小嵐九八郎
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喫茶店で松本隆さんから聞いたこと
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(村上春樹)
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■新潟■萬松堂様調べ
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老いる意味
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新型コロナの大誤解
(西村秀一)
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