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評者◆矢吹晋氏インタビュー
中国社会の安定性と独裁との対抗関係――アジアで唯一、古い文明の遺産を保ちながら、そこでまた新しい文明を築こうとしている中国の底力
「チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集」第一巻、『文化大革命』
「チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集」第四巻、『日本‐中国‐米国、台湾』
No.3571 ・ 2022年12月17日




■未知谷より「チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集」全五巻の刊行が始まった。半世紀にわたって中国の変動を凝視し続けてきた、矢吹氏のこれまでの研究を精選した集大成ともいえる選集である。
 日中国交正常化五〇周年を迎える今日、日中関係は冷え切ったままであり、東アジア情勢もますます不透明さを増している。このままでは、私たちの中国認識は覚束ないまま、いっそう無理解と浅慮が横行し、さらなる関係の悪化につながりかねない。これから日本は中国とどう向き合い、どのような関係を築いていくのか。
 本著作集に収められた諸テーマと内容は、これまでの両国の歩みをたどり、これから進むべき方向性を示唆する、さまざまな可能性を含んでいる。本書をめぐって、チャイナウオッチの来し方をたどりつつ、矢吹氏に話をうかがった。(10月31日、東京・湯島にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)

■中国を複眼的にウオッチする

 ――著作選集の第四巻「日本‐中国‐米国、台湾」に収められた「戴国煇との交友」に、台湾の農学者である戴国煇とアジア経済研究所で出会われ、侵略者の責任と同時に侵略を許した責任も検討せよ、という戴氏の日本帝国主義批判と歴史観に学んだと書かれています。その後、矢吹さんはシンガポールや香港に研究滞在され、中国を複眼的に...







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