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評者◆五野井郁夫氏インタビュー
「国葬」など論外だ
No.3560 ・ 2022年09月24日




■「国葬」反対特集をお送りする。巻頭では政治学者の五野井郁夫氏に話を聞いた。自身も信仰のある五野井氏の話は、信仰と無縁だと言ってしまえる(私のような)人間にとって、重く響く。宗教とカルトの問題のみならず、「国葬」の一切の法的根拠のなさ、私たちが忘れてきたテーマについて、「アラフォー」以下の世代論、今後の政治と社会に望まれることなど、おおいに語っていただいた。(インタビュー日・8月19日、東京・神楽坂にて。聞き手・須藤巧〔本紙編集〕)

■二層にわたる「負のレガシー」

 ――安倍晋三元内閣総理大臣が銃殺された七月八日の夜、私たちは会っていて、各紙の夕刊を見比べていましたね。
五野井 各紙夕刊、なかでも朝日新聞では「王の死」が結果的に宣言されていたかに見えました。安倍さんのような「王」的な存在が死んだ後の跡目争いが起きる前に、「王」の様々な「負のレガシー」が噴出しています。その負のレガシーは二層にわかれていると私は考えます。一層目は当然、旧統一教会と自民党の関係ですが、政治学者の原彬久さんもおっしゃっていたように、これは宗教の問題のみならず政治的な「利害」の一致であるということです。集票マシーンであるという古典的な政治行動論から出てきている議論で、これはもちろん正しい。一度下野をし...







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