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評者◆凪一木
その136「撤回します」……おいおいおい
No.3537 ・ 2022年04月02日
■以下は、七月一六日の団体交渉の一部である。Uはユニオン、Kは、ほら吹き男のキツネ部長である。
U「普通だったらば、そういうことも考慮して、異動もあるのかなあということであれば、計画にもならないはずじゃあないですか。それこそ凪さんの合意も、内示もない中で、さっきの凪さんの話じゃないですけれども」 K(再び開き直って)「計画は、前から私の頭の中、腹の中にありますよ」 U「いや、だから腹の中にあるのは良いんですけど、凪さんに対しては、まだ一言の相談もしていないし、していないのに、凪さんを出すという話を所長が何で知っているのか。っていう話なんですよ」 K「それは誰から聞いたんですか?」 U「それこそ、さっき誰から何を聴いたと、言わないほうが良いですよ、と凪さんに向かって(Kが)言ったじゃないですか」 K(不貞腐れたように)「じゃあ、言わなくていいです、ごめんなさい」 U「それと異動の話は、他の人にも言ってるでしょ。Kさん」 K「言ってないです」 U「だって聞いてるんですよ。(中略)じゃあ、日勤も良いですよと、たとえば凪さんがね。なったときには異動はない」 K「えー、そうですよ」 U「じゃあ異動アリという話は、してないということですね。凪さんを出すという話は言ってないと」 K「そうですよ。言ってませんよ。誰がそう言ったか知りませんけど、いかにも決定みたいな言い方をしたと誰かが言ってるんですか?」 U「計画は腹積もりで、つまり計画って程のものじゃあないということですね。だから腹積もりとして異動もあるかなということで、具体的な、さっきちょっと候補みたいな話もしてましたけど」 K「本人を無視して無理強いするつもりは当然ないので。もしそういうことがあるんであれば、こういう処ありますよとかいうことでの話になります。で、本人が嫌だっていうのであれば、それはそれでもうしょうがないです」 凪「周りから聞こえてくるのは、自分(凪)には話がないから、(表現として)本人を無視してという形にはなるんじゃないかと」 K「まあ、それはないですよ。本人を無視してそんな話はまず、絶対にいたしません。本人が納得しないのに、そういう話はしません」 U「本人の同意なくして、異動させる、一方的に異動させるということは、無いということで良いですね」 K「いいですよ。もちろんそうですよ」 U「他の人に凪さんが異動ありきという話を所長からも聞いたんで、だからこちらとしては何だろうなという、正直にね。本人(凪)には何一つ話もないのに」 K「所長と日勤業務云々の話は出てます。それを解決するためには、本社から日勤者を一人入れられればいいかなあ、ということが(話として)出たのは今年の初めぐらいの話です。それはとん挫しちゃいましたけど、また入れるっていう話は出てます。ただ、 その理由は分かりません」 U「本人の同意なく勝手に異動しないというのは、お約束いただいたんで」 K「それは、もう、当然です。当然です。はい。当然です。はい」 そして舌の根も乾かぬ七月中に、異動の話が持ち上がり、一〇月六日には強引に(例によって前触れもなく)異動を言い渡してきた。以下は、一〇月二五日の交渉内容だ。 U「新しい人が入ったのはいつですか?」 K「いつでしょう。まだ、二カ月三カ月、そんなものでしょう」(実は七月一五日に採用決定している) 凪「なんで採ったんだって。Eさん(責任者)も言ってます。人が減るって分かっているのに」 K「三カ月、あれっ、誰の代わりに入れたんだっけ?」 U「その時から異動の話はありましたよね。そういう話が出ているのに、なぜ新しい人を採用するのかなって、僕すごく疑問に思ったんですよ。そこで人が余るからって言ってるのに、何で新しい人をわざわざ入れて、それで凪さんを出す出すと裏で動いてね。だからおかしいなと思っているんですよ。このやり方が」 K「あのー、すいませんけど」 U「(凪を異動させようとしている)C保健所に募集してそこに入れれば良いじゃないですか。そんなに大切な現場なんだから。そっちに募集して入れればいい話ですよね。何で一人欠員しなきゃいけないところに、新たに一人入れて、そしてそこにいる人(凪)を出すの? やり方がおかしいでしょ」 K「すいません。そっちの話はその、そこに新しい人間を入れれば良いじゃないかとおっしゃるんですけれども、えー、それでは上手くいくかどうか分からないやり方を私共としてはしたくないんです」 U「何を訳分からないことを言ってるんですか。全然、理屈になっていないよ、今の話」 K「凪さんの人と成りを私は理解しているつもりなんです」 U「Kさんはね。まず、凪さんの異動ありきなんだよ。これまでの話が。結論から言うと。だって、そこ(C保健所)には二四時間詰めていなくてもいいわけでしょ。対応できるじゃない。そっちの現場は、話を聞いていると今だって、そんな対応をやっているんだから。どうしてもそこにいなきゃいけないという話もないし。言ってることがすごく矛盾してるのよ。ホントに」 K「本社対応をしていると言っても、本社対応しきれていません」 U「だから、新しい人を入れて、本社対応もしながら、七〇歳の人もまだいるうちに代わるようにやってけば良いじゃない。なぜ凪さん、凪さんとしきりに言うわけよ。Kさんの言う話はおかしいのよ。Iさん(フェラーリ)を副主任にしているんだったら、Iさんを異動に考えればいいんじゃないの? Iさんを副主任にして、ずっと凪さんを冷遇してきたわけでしょ。こういうことになった時だけ、お願いしますというのはおかしいでしょ。突然、手の平を返して、実はものすごく仕事が出来て信頼しているんですよ、なんて、何を今さらって話ですよ」 K「凪さんを私、いつ冷遇しましたかね?」 U「ずっと冷遇してるじゃないですか。(中略)これが冷遇でなくて、なんて言うんですか」 K「そうですか。ハイ。仕事の、うーん。何を言ってもこの先、進まないような気がしますが」 U「それと本人同意なければ、異動させないという文言は、ここで何度も確認しているわけね。それは一般論じゃないから。組合の団体交渉において回答として答えているんだから」 K「分かりました。では撤回します。前言撤回します」 頭のおかしい人間を相手に話をしているのであろうか。 驚いた。なんと、「同意なくして異動せず」とあれほど言ってきた文言を撤回すると言ってきたのだ。誰がこの悪人を裁くのか。(建築物管理) |
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