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評者◆三宅勝久
憲法を壊したい人たち――文民統制はもはや崩壊寸前だ
自衛隊員が泣いている――壊れゆく“兵士”の命と心
三宅勝久
No.3124 ・ 2013年08月31日




▼ジャーナリストの三宅勝久氏が『自衛隊員が泣いている――壊れゆく“兵士”の命と心』(花伝社)を刊行した。一〇年にわたって自衛隊の取材を続けてきた三宅氏の最新レポートである。自衛隊の国防軍化が進められつつあるいま、ここには私たちが自衛隊の実情を知るために欠かせない内容が盛り込まれている。本書をめぐって三宅氏に話をうかがった。(7月22日、東京・杉並にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)

◆サラ金問題から自衛隊の取材へ
 ――三宅さんは自衛隊の取材をまとめた最初の本『悩める自衛官――自殺者急増の内幕』(花伝社、二〇〇四年)で、サラ金苦などで自殺に追い込まれる自衛隊員の姿をレポートされています。自衛隊を取材されたきっかけは何だったのでしょうか。
三宅 サラ金問題がきっかけです。二〇〇三年のことですが、消費者金融の武富士のことを雑誌『週刊金曜日』に書いて、武富士から一億一〇〇〇万円の損害賠償請求訴訟を起こされました。武富士は当時東証一部上場の大企業だったんですが、多重債務問題に詳しい人の間では「問題の多い会社だ」と強い批判がありました。ところが大メディアはほとんど武富士を批判しなかったんですね。私は二〇〇一年まで新聞記者をやっていましたから分かりますが、サラ金は大マスコミのタブーなんです。巨額...







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