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評者◆瀬戸内寂聴
寂聴さん! 一体どうなっているんですか、この国は。
No.3092 ・ 2013年01月01日




▼たとえ何もしなくても時は経ち、新しい年はやってくる。焦燥感、危機感、その果てにある諦念――。皆が「あけましておめでとう」と心から言える日はやってくるのか。答えはすぐに出なくてもいい、ただ、「本当のこと」を知りたい。そんなときに思い出したのが、法衣を着て経産省前で大飯原発再稼働反対の座り込みをしていた瀬戸内寂聴氏の姿だった。寂聴氏なら、この思いに応えてくれるかもしれない。(東京・日比谷にて。〔鎗田淳、馬渡元喜・本紙〕)

◎「九〇年生きてきて、今ほど悪い日本はない」発言について

 ――二〇一二年五月二日の経済産業省前での大飯原発再稼働に対する抗議活動に参加されて、寂聴さんはハンガーストライキというかたちで抗議をなさいました。「九〇年生きてきて、今ほど悪い日本はない」という寂聴さんの言葉に、駄目押しをされたようにショックを受けた人は少なくないのではないかと思います。
瀬戸内 それはね、何気なく書いたんだけれど、「そんなことはない。今がいい」と怒ったり、あるいはショックを受けたりする人がいるんですよね。でもね、本当に今ほど悪いときはないですよ。だって今は希望がないでしょう。このまま行けばますます悪くなる一方。私なんか、もうすぐ死ぬから構わないんですけれど(笑)、若い人やその子どもたち...







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