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評者◆横川和夫
自立のために──国家の発展よりも一人ひとりの子どもを大切にする学校教育に切り替えるという発想がない日本
仮面の家――先生夫婦はなぜ息子を殺したのか(他、全六巻)
横川和夫
No.3090 ・ 2012年12月15日




▼「追跡ルポルタージュ 少年たちの未来」全六巻(駒草出版)が完結した。一九八〇年代に起きた「女子大生暴行殺人事件」「女子高生コンクリート詰め殺人事件」をはじめ、冤罪や家庭内暴力、不登校やいじめなどの少年事件を深く掘り下げて取材し、当時大きな反響を呼んだ追跡ルポと、新たな教育実践の現場ルポをまとめて増補復刊したシリーズである。編著者のジャーナリスト・横川和夫氏に、本書の元になった調査報道の経緯、取材から見えた教育のあり方について話をうかがった。(11月5日、神奈川県鎌倉市にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)

◎文部省担当記者になって得た問題意識が出発点

 ――「追跡ルポルタージュ 少年たちの未来」5『大切な忘れもの』の第1章「今のままでいいんだよ」に、横川さんは教育問題や少年事件を取材されてきた半世紀近くにわたる道のりについて書かれています。
横川 それはシリーズ「追跡ルポルタージュ 少年たちの未来」のために書き下ろしたもので、これまでの取材の経緯がすべて書いてあります。
 私は一九六〇年に共同通信社に入りました。新聞記者になりたいと思ってなったわけですが、肝心の問題意識がなかった。それが七二年に文部省(現文部科学省)担当になって、初めて記者としての問題意識を感じたんです。
 ...







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