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評者◆梓澤和幸
「ヤメ蚊」よ永遠に──人間の可能性を信じ、真の国民主権を求めた弁護士・ジャーナリスト日隅一雄
国民が本当の主権者になるための5つの方法
日隅一雄
No.3076 ・ 2012年09月01日




▼去る六月一二日に亡くなった弁護士でジャーナリスト、日隅一雄氏の遺著『国民が本当の主権者になるための5つの方法』(現代書館)が刊行された。3・11以後、政府・東電の数々の情報隠しを追及し、情報公開の促進と、真の国民主権の実現に情熱を注いだ、自称「ヤメ蚊(ヤメ記者弁護士)」こと日隅氏のラスト・メッセージである。本書をめぐって、日隅氏とともに活動した弁護士で、インターネット市民メディア「News for the People in Japan」(NPJ)代表の梓澤和幸氏に話をうかがった。(7月27日、東京・国分寺にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)


◎自分たちのメディアを創る
 ――日隅さんと知り合われたきっかけは?
梓澤 日隅君は産経新聞記者を務めた後、一九九八年に弁護士になり、二〇〇一年に日本弁護士連合会の人権と報道に関する委員会の委員になりました。私も委員でしたから、そこで知り合いました。同じ年、ともに報道被害救済弁護士ネットワーク(LAMVIC)を設立し、日隅君は中心メンバーとして活動しました。
 ――二〇〇八年にNPJが設立されたとき、梓澤さんが代表、日隅さんが編集長になられました。
梓澤 NPJを設立したのは、二〇〇四年に起きた、イラクでの日本人三人の人質事件の経験が大きかったんです。
 あの事件...







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