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評者◆川内倫子(聞き手・日高優)
世界そのものを忠実に写し取りたい:インタビュー「照度 あめつち 影を見る」展
照度 あめつち 影を見る
川内倫子
No.3067 ・ 2012年06月23日




▼2000年以降を代表する写真家として若い世代を中心に支持を集め、国際的にも活躍する川内倫子氏に、東京都写真美術館で開催中の個展「照度 あめつち 影を見る」について話を伺った。2002年に木村伊兵衛写真賞を受賞してから10年、一目で川内氏の写真であるとわかるほどにイメージが確立されてきたが、また新たな方向性が見えてきたように思う。今回の作品に至るまでには何があったのだろう。聞き手は、群馬県立女子大学の日高優氏(表象文化論)にお願いした。(インタビュー日・5月21日)


◎写真で抽象的なアプローチをする

 ――川内さんの写真を今回の展示や写真集で改めて拝見して、研究者として触発されました。まず、昨年刊行し、川内さんの作品世界のひとつの核を成す《Illuminance(イルミナンス)》のタイトルについて伺いたいのですが。
川内 この写真集をアメリカの出版社Apertureから出すときに、タイトルは英語で付けようと思いました。最初は「Iridescence(イリディッセンス)」=「玉虫色」という言葉を付けたかったのですが、ネイティブ・スピーカーにとっては、あまりしっくりこないタイトルだということで、最終的に向こうの編集者が提案した「Illuminance」を採用しました。根底にあるのは、「自分の気持ちひとつで見え方は変わ...







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