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評者◆小鷹信光×諏訪部浩一
「ハードボイルド」とは何か――ダシール・ハメットの名作『マルタの鷹』を読み解く:対談 小鷹信光×諏訪部浩一 アメリカのハードボイルド小説をめぐって
アメリカ・ハードボイルド紀行――マイ・ロスト・ハイウェイ
小鷹信光
『マルタの鷹』講義
諏訪部浩一
No.3064 ・ 2012年06月02日




 
▼気鋭のアメリカ文学者、諏訪部浩一氏の『『マルタの鷹』講義』(研究社)が出版された。同書の帯には、長らくハードボイルド文学の研究・紹介につとめてこられた小鷹信光氏が一文を寄せている。その小鷹氏も昨年、『アメリカ・ハードボイルド紀行』(研究社)を出版した。諏訪部氏と小鷹氏に、『マルタの鷹』をはじめとしてハードボイルド文学全般、また小鷹氏の半世紀にわたる仕事についてなど、対談していただいた。(対談日・4月26日、東京・飯田橋にて〔須藤巧・本紙編集〕)

◎「悲劇」としての『マルタの鷹』
小鷹 『『マルタの鷹』講義』(以下、『講義』)出版おめでとうございます。これを読み解くにはアメリカ文学およびミステリへの造詣の深さやインテリジェンスが必要だと思いますが、まずお聞きしたいのは、『マルタの鷹』(以下、『鷹』)が最初に雑誌『Black Mask』で発表されたときと、単行本にまとめられたときで、たいした変更はないと言われていました。しかし、実際に変更された箇所は句読点もふくめて……。
諏訪部 少なく見ても二千箇所ありました。
小鷹 この数字を突き止めたのは世界初ですね。貴重な仕事です。単行本化にあたって作家が最後の仕上げに何を施したかを検証することは大事なことです。しかし私もふくめて今まであまり深...







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