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評者◆飯塚容×田中和生
中国現代文学の全体像を提出――対談「コレクション 中国同時代小説」をめぐって
空山――風と火のチベット
阿来著、山口守訳
No.3060 ・ 2012年04月28日




 「最新の中国文学アンソロジー」である「コレクション 中国同時代小説」(全10巻、勉誠出版)の刊行が開始された。本邦初訳作品を中心に編集された本コレクションをめぐって、編集代表の飯塚容氏と、文芸評論家の田中和生氏に対談していただいた。(対談日・3月16日、東京・神田神保町にて〔須藤巧・本紙編集〕)

▼飯塚容(いいづか・ゆとり)氏=中央大学文学部教授、中国現代文学、演劇専攻。1954年生まれ。東京都立大学大学院博士課程満期退学。主な著訳書に『「規範」からの離脱』(共著)、余華『活きる』、高行健『霊山』、鉄凝『大浴女』、蘇童『碧奴』『河・岸』などがある。
▼田中和生(たなか・かずお)氏=文芸評論家、法政大学文学部准教授。1974年生まれ。慶應義塾大学卒。著書に『江藤淳』『あの戦場を越えて』などがある。

◎文学には、「今ここにない、
もっとすごい何か」への
欲望がないといけない
田中 「コレクション 中国同時代小説」が刊行されました。長らくこうした中国文学の選集は出ていなかったんですよね。
飯塚 はい。かつて日本では、中国文学の同時代的な紹介がずっと続いていました。だいたい十年おきに、十巻以上の規模の全集や選集が出ていたのです。それが徳間書店の『現代中国文学選集』(一九八七―九〇年...







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