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評者◆ピエルパオロ・ミッティカ
愚かな施設、原発――人類の未来は、原子力エネルギーを使い続けるかどうかにかかっている:年末回顧号 ピエルパオロ・ミッティカ氏に聞く、『原発事故20年』
原発事故20年――チェルノブイリの現在(いま)
ピエルパオロ・ミッティカ著、児島修訳
No.3043 ・ 2011年12月24日




 イタリアの写真家、ピエルパオロ・ミッティカ氏が『原発事故20年――チェルノブイリの現在』(柏書房)の刊行に合わせて来日した。同氏はチェルノブイリ原発事故で汚染された立入禁止区域内を取材し、二〇〇七年に本書を刊行した。今回の日本語版の冒頭には、「チェルノブイリから福島へ――繰りかえされる悲劇」と題する文章と、福島第一原発事故後の立入禁止区域内を撮った一枚も収録されている。本書をめぐって、同氏に話をうかがった。(11月7日、東京都千代田区にて。聞き手・米田綱路〔本紙編集〕)

▼ピエルパオロ・ミッティカ氏=カメラマン、歯科医。1971年イタリア生まれ。キエフのチェルノブイリ国立博物館などで写真が常設展示され、欧州を筆頭に世界の注目を集める。

●チェルノブイリの現在は、
福島の未来
 ――今年三月一一日、福島第一原発でシビア・アクシデント(過酷事故)が起きました。事故を知ったとき、ミッティカさんは何を思いましたか。
ミッティカ 私は二〇〇二~〇七年まで五年間、チェルノブイリの取材と調査プロジェクトの仕事をしました。原子力に関する情報、原子力発電所の安全性、原子力産業を調査する大規模プロジェクトでした。この仕事をとおして、原子力産業によって数多くの情報攪乱や隠蔽が行われ、人びとがそれらを...







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