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評者◆マニュエル・ヤン(聞き手・池上善彦)
カタストロフィを超える民衆――放射能計測運動を世界の民衆運動に接続する
No.3037 ・ 2011年11月12日




 マニュエル・ヤン氏は、一九七九年のスリーマイル島原発事故に対するアメリカの反原発大衆運動の中から生まれた「ミッドナイト・ノーツ・コレクティヴ」というマルクス主義系の理論=アクティヴィズム集団の同伴者の一人であり、大西洋・太平洋のラジカルヒストリーの研究者として活動をしてきた。ミッドナイト・ノーツが二〇〇八年の金融危機に際して出したパンフレットは日本語にも訳されている(『金融恐慌からコモンズへ』以文社、二〇〇九年)。
 ヤン氏は、六月初頭から約三か月半のあいだ日本に滞在し、反原発デモなどに参加しながら、日本各地を回った。今回のインタビューは、その最中に行われた。(インタビュー日・9月10日、東京・国立にて)

●放射能計測運動は
階級闘争である
 ――まずはこの間、日本に滞在してみてどんな感想を抱かれたでしょうか。
ヤン 実は昨年の一一月から今年の一月末の間にも日本に滞在して、そこで生まれた交流が今回の来日に繋がりました。アメリカに帰国し、中東でアラブ革命が起こり、日本では三・一一が起こった。災害をニュース映像で見て、当初大きなショックを受け、また日本の友人と再会し、現状をこの目で確かめたいという気持ちで、再来日したわけです。
 この三か月、日本で過ごした印象を簡単に要約するの...







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