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評者◆大和田幸治(聞き手・小嵐九八郎)
心の通い合う地域を創る労働運動――大和田幸治氏(港合同)に聞く 60年代・70年代を検証する(第20回)
No.3028 ・ 2011年09月03日




 シリーズ第二〇回は大和田幸治氏に話をお聞きした。大和田氏が指導する田中機械支部と港合同は、戦後日本の労働組合運動の最も原則的で戦闘的な姿をつくり出してきた。六〇年代から第二組合と対決し、右翼暴力団と闘い、ロックアウトを打ち破って労働者の団結権を守り抜いてきた。七〇年代、八〇年代と田中機械経営の自己破産を突破する苦闘を重ね、破産管財人を屈服させる画期的な勝利を収めた。労働者の間の差別の問題を重視し、また地域に開かれた労働運動をめざし、総評型労働運動とは違った「企業の塀をこえた運動」、「心の通い合う地域」を創造してきている。(編集部)

▼大和田幸治(おおわだ・こうじ)氏=1927年大阪生まれ。46年に三菱化工機(後の田中機械)入社。執行委員、副組合長、青年婦人対策部など歴任。社外工の本工化、女性差別賃金撤廃などを実現。64年、総同盟を脱退し総評全金に加盟、全金田中機械支部委員長、全金港合同事務局長に就任。数々の労働組合結成や労働争議を指導。78年から89年に田中機械における倒産争議で勝利。国鉄1047名闘争の支援に尽力、鉄建公団訴訟をリード。著書に『企業の塀をこえて――港合同の地域闘争』(01年12月刊、本体二二〇〇円、アール企画発行・星雲社発売)。

●戦時下に人間の機微を学ん...







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