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評者◆横井司×郷原宏
探偵小説の落穂拾い――書誌学的新発見がミステリをいっそう面白くする:対談 横井司×郷原宏 「論創ミステリ叢書」第5期完結によせて
戦前探偵小説四人集
羽志主水・水上呂理・星田三平・米田三星
No.3027 ・ 2011年08月27日




 横溝正史のような大物作家から、今では忘れ去られた存在となってしまった当時の人気作家まで、明治期から昭和前期にかけて活躍した探偵小説作家を幅広く収録したコレクション「論創ミステリ叢書」シリーズの第50巻が刊行された。シリーズの編纂を手がけた横井司氏と、ミステリについての評論を数多く発表している文芸評論家の郷原宏氏に、古典ミステリの魅力について語っていただいた。(対談日・6月23日、東京・神田神保町にて。〔蓑田知佐・本紙編集〕)

○戦前探偵小説探索の
苦労とたのしみ
郷原 今回のこの「論創ミステリ叢書」はとにかく大変な企画です。これまで日本のミステリ史でほとんど無視されてきたB、C級作家の作品まで含めた、50巻という大シリーズが刊行されました。大変なものが出たな、という印象があります。その編纂をされた横井さん、思い切って出版に踏みきった論創社に、まずは深甚なる敬意を表したいと思います。この企画は、横井さんがいなければ実現しないものだったということは明白ですが、どのような意図をもって推進されたのでしょうか?
横井 ありがとうございます。開始当時は、自分でもこんなに続くとは思ってもいませんでした。もともとは10年ほど前、「版権の切れた探偵小説作家の作品」で叢書が作れないか、と声を...







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