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評者◆エルヴェ・ケンプ
闘いは続く――平和でゆたかな生活を続けるために、どうやってエネルギー消費を少なくできるか
資本主義からの脱却
エルヴェ・ケンプ著、神尾賢二訳
No.3015 ・ 2011年05月28日




 フランス紙「ル・モンド」のジャーナリストで環境活動家・作家のエルヴェ・ケンプ氏が来日した。先ごろ邦訳された同氏の『資本主義からの脱却』(緑風出版)では、ポスト・チェルノブイリの脱原発についても議論を展開している。3・11フクシマの大事故を踏まえ、本書をめぐってケンプ氏に話をうかがった。通訳はフランス著作権事務所のカンタン・コリーヌ氏にお願いした。(4月21日、東京都新宿区の東京日仏学院にて。構成・米田綱路〔本紙編集〕)

●原発はデモクラティックな
選択ではない
 ――東日本大震災で福島第一原発が爆発事故を起こし、周辺地域は広範囲にわたって放射能汚染を被っています。しかし、日本のなかでこの危機に関する認識はまだまだ浅い。ドイツでは緑の党が躍進し、バーデン=ヴュルテンベルク州では同党出身の首相が誕生するなど、脱原発の動きが政治的変化につながっていますが、フランスではいかがでしょう。
ケンプ フランスでも大きな議論が起きています。私がエコロジーに取り組むきっかけとなったのはチェルノブイリ原発事故ですが、福島の事故でもチェルノブイリと同じように、放射能汚染によって広範囲で人が住めなくなり、立ち入り禁止のノーマンズランドができるでしょう。私はフランス人ですから、日本のことについて何か...







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