|
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
【重要なお知らせ】お問い合わせフォーム故障中につき、直接メール(koudoku@toshoshimbun.com)かお電話にてバックナンバー・定期購読の御注文をお願い致します。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
評者◆内山節
「巨大システム依存社会」の終焉へ向けて――私たちの世界は制御できない文明を生みだしていたのだ 特別寄稿 内山節氏 東日本大震災の災禍と今後の課題
No.3014 ・ 2011年05月21日
誰でも気がついているように、今回の大災害は地震、津波という自然の災禍と、福島原発の瓦解という文明の災禍が同時に起こるかたちで発生した。私たちは誰もが、はじめは津波という自然の力に驚愕した。そして次第に原発の瓦解という現実が重い不安とともにのしかかってきた。いまもなお、最悪の事態が起きる可能性は残っている。もっとも最良のシナリオですすんだとしても、いつこの災禍が終わるのかもわからない。そればかりかどの程度の災禍が起こったのかも明確にはならないだろう。何十年後かに発生する健康被害は、因果関係すら明確にはならないだろうからである。
そして誰もが気づくことになった。私たちの世界はつくることはできても、制御することのできない文明を生みだしていたのだということを。私たちの世界がつくりだした文明自体が、危機の原因をつくりはじめたことを。このことに対して、これからどう対応していったらよいのか。こうして私たちはあまりにも重い課題を背負っていることを自覚するしかなくなった。 簡単に答えを出せるような課題ではない。しかしできるかぎりの答えをみつけだす努力は開始しなければならない。なぜなら私たちのつくりだした文明が、すでにこの世界の危機を生みだしてしまっているのだから。 危機はシステム崩壊に... 【現在、図書新聞を定期購読されている方】 から「ご契約者のお名前」「郵便番号、ご住所」「メールアドレス」「ID・パスワード新規取得」の旨をご連絡ください。 【定期購読されていない方】 定期購読契約が必要です。 こちらから をしてください。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
取扱い書店| 企業概要| プライバシーポリシー| 利用規約 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||